スコットランド文学の深層 : 場所・言語・想像力

書誌事項

スコットランド文学の深層 : 場所・言語・想像力

木村正俊編

春風社, 2020.5

タイトル別名

Scotland

スコットランド文学の深層 : 場所言語想像力

タイトル読み

スコットランド ブンガク ノ シンソウ : バショ・ゲンゴ・ソウゾウリョク

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注記

主要参考文献一覧: p405-417

内容説明・目次

内容説明

なぜスコットランドは、すぐれた文学者たちを輩出してきたのか。先端的研究の成果をふまえ、『オシアン詩』から現代までのスコットランド文学を展望。その特異な風土や文化を背景として生まれた、豊穣な詩的想像力の世界を照射する。

目次

  • 上書きされる古代ケルト—『オシアン詩』におけるテクストの多層性
  • 伝承童謡「あそこに落とているのはなあに?」の思想史的淵源—ヒュームとスミスの「汎神論的コスモロジー」
  • 一七八七年のロバート・バーンズ—スコットランド旅行の意味するもの
  • レイディ・ネアンのソングにおけるテーマの変遷—ジャコバイティズムからパトリオティズムへ
  • 十九世紀初頭のスコットランド人文学者を支援する読者—聖職者詩人オーグルヴィの予約購読出版
  • 叙事詩の創造—ジェイムズ・ホッグ『女王の夜曲』と「羊飼いの暦」
  • エドワード・ウェイヴァリーの読書と教育—「歴史小説」における想像力とハイランド表象
  • 共同体の再生—ウォルター・スコットの『ガイ・マナリング』
  • 十九世紀スコットランド農業労働者たちの歌—ボシー・バラッドの世界
  • スコットランドと怪異の伝統—ラフカディオ・ハーンの英文学講義にみるスコットランド文学の怪異
  • R・L・スティーヴンソンとスコットランド・ゴシック—『バラントレーの若殿』にみる輝ける悪と怪異ロマンス
  • 反逆するスコットランド—J・M・バリ『あっぱれクライトン』ほか
  • ジョージ・マクドナルドのファンタジー文学における神話性—内的女性像グレートマザーを探る
  • ウィリアム・シャープによる「新異教主義」の追求—『異教評論』を中心に
  • ヒュー・マクダーミッド—栄光ある孤立から文化再生の先導者へ
  • エドウィン・ミュアのカフカ論—翻訳を通して捧げた賛辞
  • はじまりの地に光がさす—ミュリエル・スパークが描く罪人たちのヴィジョン
  • キャロル・アン・ダフィ—スコットランド生まれの桂冠詩人
  • スコットランド文学におけるグラスゴー表象—現代映画を中心に探る街の変遷

「BOOKデータベース」 より

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