『陸軍分列行進曲』とふたつの『君が代』 : 出陣学徒は敵性音楽で戦場に送られた
著者
書誌事項
『陸軍分列行進曲』とふたつの『君が代』 : 出陣学徒は敵性音楽で戦場に送られた
(平凡社新書, 953)
平凡社, 2020.8
- タイトル別名
-
陸軍分列行進曲とふたつの君が代 : 出陣学徒は敵性音楽で戦場に送られた
- タイトル読み
-
リクグン ブンレツ コウシンキョク ト フタツ ノ キミガヨ : シュツジン ガクト ワ テキセイ オンガク デ センジョウ ニ オクラレタ
大学図書館所蔵 件 / 全67件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
参考文献・CD: p211-213
内容説明・目次
内容説明
明治に入り、日本は欧米列強に対抗すべくさまざまな近代化を推し進める。音楽も例外ではなく、外国人音楽家の力を借りて国歌『君が代』が誕生、さらに『陸軍分列行進曲』が、フランス人音楽家の曲をもとに、編曲を繰り返すことで陸軍が制定する行進曲につくり上げられていく。太平洋戦争へと突き進むなかで敵性音楽は禁止される。だが、「出陣学徒壮行会」の場で、作曲者の名を伏せて行進曲は使用されたのだ。敵性音楽を平気で用いるしたたかさは、どこからくるのか。音楽史の視点からその“闇”を明らかにする!
目次
- 第1章 『陸軍分列行進曲』とシャルル・ルルー
- 第2章 『陸軍分列行進曲』はなぜつくられたのか
- 第3章 ふたつの『君が代』
- 第4章 奮闘!伊澤修二の心意気
- 第5章 新国歌制定のむずかしさ
- 第6章 新国民歌『われら愛す』のまぼろし
- 第7章 伝統音楽にみる日本人のDNA
- 第8章 日本人が発明した邦楽器
「BOOKデータベース」 より