「生きるに値しない命」とは誰のことか : ナチス安楽死思想の原典からの考察
著者
書誌事項
「生きるに値しない命」とは誰のことか : ナチス安楽死思想の原典からの考察
(中公選書, 111)
中央公論新社, 2020.9
新版
- タイトル別名
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新版「生きるに値しない命」とは誰のことか
生きるに値しない命とは誰のことか
- タイトル読み
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「イキル ニ アタイシナイ イノチ」トワ ダレ ノ コト カ : ナチス アンラクシ シソウ ノ ゲンテン カラノ コウサツ
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注記
参考文献あり
収録内容
- 相模原事件、安楽死論争、トリアージ
- 生きるに値しない命を終わらせる行為の解禁 : その基準と形式をめぐって / カール・ビンディング, アルフレート・ホッヘ著
- 法律家の見解 / カール・ビンディング著
- 医師による論評 / アルフレート・ホッヘ著
- それはいかにして生まれ、利用されたか : 法思想史的・歴史的観点から / 佐野誠著
- 「生きるに値する命」とは誰のことか : 老成学の見地から / 森下直貴著
- クラクフ/アウシュビッツ訪問記 / 森下直貴著
内容説明・目次
内容説明
相模原の障碍者施設殺傷事件、安楽死論争、パンデミック・トリアージ。近年、様々な場面で「生きるに値しない命」という言葉を耳にするようになった。しかし、「役に立つ/立たない」ということだけで、命を選別してよいのだろうか。一〇〇年前のドイツで出版され、ナチスT4作戦の理論的根拠になったといわれる『生きるに値しない命を終わらせる行為の解禁』の全訳に解説と批判的考察を加え、超高齢社会の「生」と「死」を考える。
目次
- プロローグ 相模原事件、安楽死論争、トリアージ
- 第1部 テクスト『生きるに値しない命を終わらせる行為の解禁—その基準と形式をめぐって』(全訳)(法律家の見解(カール・ビンディング);医師による論評(アルフレート・ホッヘ))
- 第2部 批判的考察(それはいかにして生まれ、利用されたか—法思想史的・歴史的観点から;「生きるに値する命」とは誰のことか—老成学の見地から)
- エピローグ クラクフ/アウシュビッツ訪問記
「BOOKデータベース」 より