紛争が変える国家
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書誌事項
紛争が変える国家
(グローバル関係学, 4)
岩波書店, 2020.9
- タイトル読み
-
フンソウ ガ カエル コッカ
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注記
参考文献: 各章末
内容説明・目次
内容説明
中央政府の機能不全や非国家主体の台頭、主権国家を前提としない国家の出現など、従来の枠組みを超えた紛争が相次いで起こっている。第4巻では、シリア、イラク、ソマリアなど紛争下と紛争後の諸国の両方を取り上げるとともに、紛争後に民主化を進めたインドネシア、ミャンマーや、エボラ出血熱の危機に対処したシエラレオネをも分析し、紛争による国家破綻の状況と人びとの国家観を比較の視座から解明する。
目次
- 紛争が変える国家—この新たな現象をどのように捉えるべきか
- 1 紛争と国家変容(紛争下シリアにおける国家観の拡散—アサド政権の「勝利」を捉え直す;イエメン内戦における国家観の不在—ホーシー派支持者の意識と傾向;紛争下のリビアにおける国家観—「断片化」と統合の狭間で;ソマリアにおける国家観の錯綜—プントランドでの認識を中心に)
- 2 再建と国家変容(変容するイラクの国家観—紛争の影響をはかる;紛争後のボスニアにおける国家観の相克—民族間の分断か、民族を超えた紐帯か;インドネシアにおける社会的分断と国家の脆弱性—迫害される少数派、侵食される民主主義;民主主義とミャンマー—紛争後の国家再建の行方;シエラレオネにおける国家を補完する人脈ネットワーク—エボラ危機(二〇一四‐二〇一六年)からの考察)
「BOOKデータベース」 より