三角縁神獣鏡と古墳時代の社会
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三角縁神獣鏡と古墳時代の社会
六一書房, 2020.9
- タイトル別名
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Triangular-rimmed mirrors displaying divinities and animals motifs and the society in Kofun period
- タイトル読み
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サンカクブチ シンジュウキョウ ト コフン ジダイ ノ シャカイ
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注記
日本各地の有力首長墓から出土する三角縁神獣鏡を実証的かつ多角的に分析し、古墳時代開始期の社会構造に迫る。また、当該期における三角縁神獣鏡をはじめとした銅鏡が有した社会的意義を論じる。
文献: p417-476
収録内容
- 三角縁神獣鏡研究の目的と課題
- 三角縁神獣鏡の形態と規格
- 舶載三角縁神獣鏡の製作動向
- 「仿製」三角縁神獣鏡の製作動向
- 三角縁神獣鏡の成立
- 三角縁神獣鏡の終焉
- 魏晋代の華北系鏡群と三角縁神獣鏡
- 三角縁神獣鏡の製作年代と製作背景
- 三角縁神獣鏡と前期古墳広域編年
- 古墳時代前期暦年代の試論
- 三角縁神獣鏡と淀川左岸地域における首長墓の展開
- 三角縁神獣鏡と揖保川流域の前期古墳
- 三角縁神獣鏡と東海の前期古墳
- 北近畿・山陰における古墳の出現
- 再生された四隅突出型墳丘墓
- 副葬配置からみた三角縁神獣鏡と前期古墳
- 倭鏡に写された三角縁神獣鏡
- 終焉からみた三角縁神獣鏡の社会的意義
- 三角縁神獣鏡の分配・保有と社会的意義
- 三角縁神獣鏡と古墳時代の社会
内容説明・目次
内容説明
日本列島各地の有力首長墓から出土する三角縁神獣鏡を実証的かつ多角的に分析することをとおして、古墳時代開始期の社会構造に迫る。また、当該期において三角縁神獣鏡をはじめとした銅鏡が有した社会的意義を論じる。とくに、相対編年の確立と製作諸段階の暦年代をふまえた製作動向、地域社会における受容状況と時期的な変化、副葬配置にみる特色を明らかにするとともに、「伝世・長期保有」例の定量的な分析をふまえて三角縁神獣鏡の分配論・保有論の再構築を試みる。そのうえで、三角縁神獣鏡が古墳時代社会において有した歴史的意義にたいして新たな解釈を提示する。
目次
- 序章 三角縁神獣鏡研究の目的と課題
- 第1章 三角縁神獣鏡の生産とその展開
- 第2章 三角縁神獣鏡の製作年代と製作背景
- 第3章 三角縁神獣鏡と前期古墳年代論
- 第4章 三角縁神獣鏡と地域社会
- 第5章 三角縁神獣鏡の社会的意義
- 終章 三角縁神獣鏡と古墳時代の社会
「BOOKデータベース」 より