武家文化と同朋衆 : 生活文化史論
著者
書誌事項
武家文化と同朋衆 : 生活文化史論
(ちくま学芸文庫, [ム11-1])
筑摩書房, 2020.10
- タイトル別名
-
武家文化と同朋衆 : 生活文化史論
- タイトル読み
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ブケ ブンカ ト ドウボウシュウ : セイカツ ブンカシロン
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注記
1991年1月 三一書房刊のものを増補し文庫化したもの
シリーズ番号はジャケットによる
収録内容
- 天文文化論
- 二つの「一座建立」
- 北山殿の唐物数奇
- 東山殿の芸術生活
- 同朋衆と阿弥衆
- 武家文化と同朋衆
- 佐渡の世阿弥
- 能と狂言
- 芸能空間としての書院
- 座敷飾の成立
- 『君台観左右帳記』と『御飾書』
- 武家と遊楽
- 伝書の時代
- 中世芸道の成立と伝授
- 初期の京焼
- 京料理と生活文化
- 蓮月尼
- 室町文化と同朋衆
内容説明・目次
内容説明
室町時代、足利将軍に仕え、将軍家のサロンにおいて、茶や華、香、室内装飾などを担当した同朋衆。目利きとして活躍した彼らは和歌、連歌、能楽など多くの芸能にも通じ、北山文化、応永・永享文化、東山文化の骨格を築いた。今に伝わる「日本らしさ」を生み出したアートディレクター的集団だったといえるだろう。彼らは能阿弥・芸阿弥・相阿弥など阿弥号を名乗っていたことから、仏教の宗派、時衆との関係が指摘されてきたが、時衆ではない同朋衆もいる。いったい彼らはどこから現れ、どのようにして文化の中心に立ったのか。同朋衆の実像に迫った類のない研究を文庫化。
目次
- 序論(天文文化論;二つの「一座建立」)
- 第1部 武家文化の構造(北山殿の唐物数奇;東山殿の芸術生活;同朋衆と阿弥衆;武家文化と同朋衆;付・世阿弥と能;佐渡の世阿弥;能と狂言)
- 第2部 座敷飾の世界(芸能空間としての書院;座敷飾の成立;『君台観左右帳記』と『御飾書』)
- 第3部 芸道論の成立(武家と遊楽;伝書の時代;中世芸能の成立と伝授)
- 第4部 生活の美意識(初期の京焼;京料理と生活文化;蓮月尼)
「BOOKデータベース」 より