快楽としての動物保護 : 『シートン動物記』から『ザ・コーヴ』へ
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快楽としての動物保護 : 『シートン動物記』から『ザ・コーヴ』へ
（講談社選書メチエ, 736）
講談社, 2020.10
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快楽としての動物保護 : シートン動物記からザコーヴへ
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カイラク トシテノ ドウブツ ホゴ : 『シートン ドウブツキ』カラ『ザ・コーヴ』エ
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文献一覧: p370-399
Contents of Works
- 序論 : 東西二元論を越えて
- 忘れられた作家シートン
- ある写真家の死 : 写真家・星野道夫の軌跡
- 快楽としての動物保護 : イルカをめぐる現代的神話
Description and Table of Contents
Description
私たちは、絶滅が危惧される動物や虐待される動物に胸を痛め、動物を大事にするのはよいことだ、と信じています。しかし、そうした考えの起源は意外に新しいものです。誰もが子どもの頃に手にした『シートン動物記』の著者、テレビ番組の取材中にヒグマに襲われて死去した写真家、そして和歌山県太地町の伝統的なイルカ漁を糾弾する映画—三つの事例の向こう側に控える時代背景、交錯する思惑、政治的意図、イデオロギーを詳細に追求していく本書は、私たちの常識を心地よく覆します。気鋭の著者が書き上げた読者への挑戦状！
Table of Contents
- 序論—東西二元論を越えて
- 第１章 忘れられた作家シートン（『動物記』とアメリカ；「人種再生」のビジョン；日本科学の精神と『動物記』；孤高の人々—平岩とシートンの動物観）
- 第２章 ある写真家の死—写真家・星野道夫の軌跡（Ｍｉｃｈｉｏの死とその周辺；原野をめぐる言説；星野が見た「アラスカ」）
- 第３章 快楽としての動物保護—イルカをめぐる現代的神話（なぜイルカなのか；イメージの系譜学；人種階層と動物保護；宇宙を泳ぐイルカ；再び『ザ・コーヴ』へ）
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