イギリス近代の中世主義
著者
書誌事項
イギリス近代の中世主義
白水社, 2020.11
- タイトル別名
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Medievalism : the Middle Ages in modern England
- タイトル読み
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イギリス キンダイ ノ チュウセイ シュギ
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注記
原著改訂版(Yale University Press, 2017)の翻訳
参考文献: 巻末p36-41
索引あり
1760年代、イングランドに、それまで見られなかったような中世に対する関心が生まれ、中世的な様式が復活した。文学作品を中心に、多岐に渡る分野に及んだ一大文化運動の諸相を分析し、イギリスの文化史をたどる。
内容説明・目次
内容説明
十八世紀半ばに始まり、文学・政治・宗教・建築・絵画の領域に広がった、過去を回復し新たに中世に範を求める動きを、文学に現われた変化を縦軸としてたどるイギリス文化史。
目次
- ゴート人到来—一七六〇年代における中世
- 騎士道、ロマンス、復興—チョーサーからスコットへ 『最後の吟遊詩人の歌』と『アイヴァンホー』
- 宗教の薄明—『最後の吟遊詩人の歌』、『クリスタベル』、「聖アグネス祭の前夜」
- 「貧窮者のための住居」—『対比』のピュージン
- 一八四〇年代のバック・トゥ・ザ・フューチャー—カーライル、ラスキン、『シビル』、ニューマン
- 「『アーサー王の死』がお気に入りの本だった」—マロリーからテニスンへ
- 歴史、中世復興とラファエル前派—ウェストミンスター宮殿、『アイヴァンホー』、ヴィジョンとリヴィジョン
- 歴史と伝説—詩と絵画の主題
- 労働者と共通善—マドックス・ブラウン、モーリス、モリス、ホプキンズ
- 百合と雑草—ホプキンズ、ホイッスラー、バーン=ジョーンズ、ビアズリー〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より