もののけの日本史 : 死霊、幽霊、妖怪の1000年
著者
書誌事項
もののけの日本史 : 死霊、幽霊、妖怪の1000年
(中公新書, 2619)
中央公論新社, 2020.11
- タイトル別名
-
もののけの日本史 : 死霊幽霊妖怪の1000年
- タイトル読み
-
モノノケ ノ ニホンシ : シリョウ、ユウレイ、ヨウカイ ノ 1000ネン
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注記
主要参考文献: p258-265
古文書・古記録の幽霊一覧: p266-281
内容説明・目次
内容説明
モノノケは、古代・中世では、正体不明の死霊を指した。病気や死をもたらす恐ろしい存在で、貴族らは退治や供養に苦心した。近世になると幽霊や妖怪と同一視され、怪談や図案入りの玩具を通して庶民に親しまれる。明治以降、知識人のみならず政府もその存在を否定するが、新聞に掲載される怪異や文芸作品で語られる化物たちの人気は根強かった。本書は、豊富な史料からモノノケの系譜を辿り、日本人の死生観、霊魂観に迫る。
目次
- 序章 畏怖の始まり
- 第1章 震撼する貴族たち—古代
- 第2章 いかに退治するか—中世
- 第3章 祟らない幽霊—中世
- 第4章 娯楽の対象へ—近世
- 第5章 西洋との出会い—近代
- 終章 モノノケ像の転換—現代
「BOOKデータベース」 より