中国古典文学に描かれた厠・井戸・簪 : 民俗学的視点に基づく考察

書誌事項

中国古典文学に描かれた厠・井戸・簪 : 民俗学的視点に基づく考察

山崎藍著

勉誠出版, 2020.12

タイトル別名

Kawaya・ido・kanzashi

Considerations based on a folklorist perspective of toilets, wells, and hairpins as depicted in Chinese classical literature

中国古典文学中描写的厕、井和簪钗 : 基于民俗学视角下的考察

中国古典文学に描かれた厠と井戸の研究 : 正と負の厠神・井戸をめぐる・轆轤と瓶

厠・井戸・簪 : 中国古典文学に描かれた : 民俗学的視点に基づく考察

中国古典文学に描かれた厠井戸簪 : 民俗学的視点に基づく考察

タイトル読み

チュウゴク コテン ブンガク ニ エガカレタ カワヤ イド カンザシ : ミンゾクガクテキ シテン ニ モトズク コウサツ

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注記

英文・中文のタイトルは英文・中文摘要による

博士論文「中国古典文学に描かれた厠と井戸の研究 : 正と負の厠神・井戸をめぐる・轆轤と瓶」 (東京大学, 2013年提出) に加筆修正を加えたもの

主要参考文献一覧: p275-296

収録内容

  • 正と負の厠神
  • 元稹「夢井」考
  • 元稹「夢井」における「遶井」の意味
  • 李白「長干行二首 其一」における「遶牀」
  • 李賀「後園鑿井」考
  • 白居易「長恨歌」の試み
  • 流れる汗・にじむ汗
  • 京都大学人文科学研究所所蔵『天地瑞祥志』第十六翻刻・校注
  • 日本の古典文学における井戸描写概説
  • 結語

内容説明・目次

内容説明

中国古典文学に描かれる厠や井戸、それにまつわる道具や井戸の周囲などを「めぐる」という行為には、どのような観念が存在していたのか。「異空間」のひとつとしても位置づけられている厠、そして厠神の存在。文言小説で描かれる「境界としての井戸」の発想を用いて作られた元〓の「夢井」。白居易「長恨歌」におけるかんざし描写の独自性…古代中国の人々がそれらの場所・道具・行為をどのように認識し、如何にその象徴性を詩歌に反映させたかを綿密な資料調査と分析から考察する。

目次

  • 第1章 正と負の厠神—中国における厠観
  • 第2章 元〓「夢井」考—中国における井戸観
  • 第3章 元〓「夢井」における「遶井」の意味—死者を悼む旋回儀礼
  • 第4章 李白「長干行二首 其一」における「遶牀」—婚姻に関する旋回儀礼
  • 第5章 李賀「後園鑿井」考—釣瓶と轆轤に託されたもの
  • 第6章 白居易「長恨歌」の試み—かんざしの喪失と破鏡重円故事
  • 附 流れる汗・にじむ汗—白居易における舞妓の汗描写を中心に
  • 補論1 京都大学人文科学研究所所蔵『天地瑞祥志』第十六翻刻・校注—「醴泉」「井」
  • 補論2 日本の古典文学における井戸描写概説
  • 結語

「BOOKデータベース」 より

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