近世の遊廓と客 : 遊女評判記にみる作法と慣習

書誌事項

近世の遊廓と客 : 遊女評判記にみる作法と慣習

高木まどか著

吉川弘文館, 2021.1

タイトル読み

キンセイ ノ ユウカク ト キャク : ユウジョ ヒョウバンキ ニ ミル サホウ ト カンシュウ

大学図書館所蔵 件 / 131

この図書・雑誌をさがす

注記

著者「高木」の「高」は「梯子高 (はしごだか) 」の置き換え

博士学位論文 (成城大学, 2020年) をもとに大幅な加筆修正を加えたもの

収録内容

  • 近世遊廓に見出される江戸への憧れ
  • 吉原遊廓における客の取締り
  • 遊女評判記の当代性
  • 吉原遊廓における客と客
  • 遊女に矛先を向ける客
  • 吉原における客の貴賤
  • 客として嫌がられた役者
  • 長崎丸山遊廓で捕縛された被差別民

内容説明・目次

内容説明

多くの文学や歌舞伎の題材とされ、文化の発祥地という華やかな一面を持つ近世の遊廓。そこでは日常の身分秩序は排除され、すべての客は差別なく平等に扱われるとされた。その言説に疑義を唱え、吉原遊廓を中心に証実的に分析する。遊廓に遊ぶ人の目線で記した遊女評判記から、遊女や店との関係、さらに客同士の関係性を描き出し、その実態に迫る。

目次

  • 第1部 近世遊廓の研究史と視角(近世遊廓に見出される江戸への憧れ—研究史の整理と問題点;吉原遊廓における客の取締り—公儀との関係をめぐって;遊女評判記の当代性—その書き手と読み手)
  • 第2部 吉原遊廓における客の関係性(吉原遊廓における客と客;遊女に矛先を向ける客—遊女評判記にみる「さし合」)
  • 第3部 遊廓で忌避された客(吉原における客の貴賎;客として嫌がられた役者)
  • 補論 長崎丸山遊廓で捕縛された被差別民—『犯科帳』を主として

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BC04587114
  • ISBN
    • 9784642043342
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    7, 295, 5p
  • 大きさ
    22cm
  • 分類
  • 件名
ページトップへ