自然界における左と右
著者
書誌事項
自然界における左と右
(ちくま学芸文庫, [カ50-2])
筑摩書房, 2021.1
新版
- 下
- タイトル別名
-
The new ambidextrous universe
- タイトル読み
-
シゼンカイ ニオケル ヒダリ ト ミギ
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注記
原著第3版 (New York: W.H. Freeman, 1990) の翻訳
紀伊國屋書店 1992年刊の文庫版
シリーズ番号はブックジャケットによる
さらに興味をもつ方への文献案内: p335-341
内容説明・目次
内容説明
「自然は究極的には左右対称である」—ずっとそう思われていたところに、驚愕の実験結果が現れる。コバルト60の原子核から出る電子の数は、一方の極から出るものが他方より多かったのだ。左右対称が破れた!左右の区別をめぐる考察は、さらに深まって宇宙と時間、究極の物質への問いへと展開する。非対称性は左と右(空間)だけではなく過去と未来(時間)にも存在するのか。この宇宙が誕生するとき、はじめに何が起こったのか。旅は、反物質や超ひも理論、多元宇宙論にまで至って壮大な光景を垣間見せる。
目次
- パリティ
- 反粒子
- パリティの破れ
- ニュートリノ
- スプリット君
- 時間不変性の破れ
- 反物質
- 単極子
- 時間の矢
- エントロピー
- 時間の反転した世界
- 時間反転下の人と粒子
- 初期の物質の理論
- スピン
- オーパーストリング
「BOOKデータベース」 より