書誌事項

比較歴史制度分析

アブナー・グライフ著

(ちくま学芸文庫, [ク31-1])

筑摩書房, 2021.2

タイトル別名

Institutions and the path to the modern economy : lessons from medieval trade

タイトル読み

ヒカク レキシ セイド ブンセキ

大学図書館所蔵 件 / 20

この図書・雑誌をさがす

注記

原著 (Cambridge University Press, 2006) の翻訳

監訳: 岡崎哲二, 神取道宏

巻末に記載されている訳者: 有本寛, 尾川僚, 後藤英明, 結城武延

2009年NTT出版刊の文庫化

シリーズ番号はブックジャケットによる

参考文献: 下(p365-414)

内容説明・目次

内容説明

中世後期、ヨーロッパは商業の復活を迎えた。そこにはどのような制度的基盤があったのか。本書はこの問題に、ゲーム理論に基づく制度分析という新しい方法を用いて取り組んだ。著者は「制度」を、ルール・予想・規範・組織が相互に関係したシステムで、人々の行動に一定の規則性を与えるもの、と考える。マグリブ貿易商、ハンザ同盟、都市国家ジェノヴァなどを対象に、史料に基づいて制度のゲーム理論的モデルを構築し、制度の安定性と機能、そして制度変化の可能性を分析する。上巻には、「第1部 準備」から「第3部 歴史的過程としての制度のダイナミクス」の第8章までを収録。

目次

  • 第1部 準備(イントロダクション;制度と取引)
  • 第2部 均衡状態にあるシステムとしての制度(自律的秩序による契約履行制度:マグリブ貿易商の結託;国家の触手から所有権を守る:商人ギルド;内生的な制度とゲーム理論分析)
  • 第3部 歴史的過程としての制度のダイナミクス(内生的制度変化の理論;制度の軌跡:過去の制度は現在の制度にどのような影響を及ぼすか;国家の建設:ジェノヴァの興亡)

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

ページトップへ