血の日本思想史 : 穢れから生命力の象徴へ
著者
書誌事項
血の日本思想史 : 穢れから生命力の象徴へ
(ちくま新書, 1561)
筑摩書房, 2021.3
- タイトル読み
-
チ ノ ニホン シソウシ : ケガレ カラ セイメイリョク ノ ショウチョウ エ
大学図書館所蔵 全143件
  青森
  岩手
  宮城
  秋田
  山形
  福島
  茨城
  栃木
  群馬
  埼玉
  千葉
  東京
  神奈川
  新潟
  富山
  石川
  福井
  山梨
  長野
  岐阜
  静岡
  愛知
  三重
  滋賀
  京都
  大阪
  兵庫
  奈良
  和歌山
  鳥取
  島根
  岡山
  広島
  山口
  徳島
  香川
  愛媛
  高知
  福岡
  佐賀
  長崎
  熊本
  大分
  宮崎
  鹿児島
  沖縄
  韓国
  中国
  タイ
  イギリス
  ドイツ
  スイス
  フランス
  ベルギー
  オランダ
  スウェーデン
  ノルウェー
  アメリカ
この図書・雑誌をさがす
注記
参考文献・参考史料: p293-302
内容説明・目次
内容説明
古くは、日本社会は強い血族の結束を志向していなかった。「血縁」「血統」などの言葉は江戸時代の新語であり、それ以前には「血」は世代間で受け継ぐものではなく、もっぱら穢れを表す、死の象徴だった。それがなぜ江戸時代に「血」が家族のつながりを表すようになったのか。古代、中世から日本人の「血」へのまなざしの変遷をたどり、近世における宣教師の影響や、近松門左衛門の浄瑠璃における「血」という語の「発明」などに注目。日本人の生命観の変転をみる、新しい思想史の試み。
目次
- 第1章 古代(血をめぐる東西;不浄観と家社会;今昔物語集の奇談)
- 第2章 中世(義経記の人間模様;信心と逆転劇;仏教思想と血脈;神道思想の系譜)
- 第3章 近世前期(儒者から儒者へ;西鶴文学の妙味;近松文学の造語;元禄期の国際交流;仏教諸派と儒家神道)
- 第4章 近世後期(血塗られた文学;武家の養子問題;仏教語の読み替え;国学と復古神道;蘭方医と産科医)
- 第5章 近代(成句と造語;西洋医学の最考端;政策としての国際結婚;法律上の親子関係)
「BOOKデータベース」 より