「スパコン富岳」後の日本 : 科学技術立国は復活できるか

書誌事項

「スパコン富岳」後の日本 : 科学技術立国は復活できるか

小林雅一著

(中公新書ラクレ, 723)

中央公論新社, 2021.3

タイトル別名

スパコン富岳後の日本 : 科学技術立国は復活できるか

タイトル読み

「スパコン フガク」ゴ ノ ニホン : カガク ギジュツ リッコク ワ フッカツ デキルカ

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参考文献あり

内容説明・目次

内容説明

世界一に輝いた国産スーパーコンピュータ「富岳」。新型コロナウイルス対応で注目の的だが、真の実力は如何に?「電子立国・日本」は復活するのか?新技術はどんな未来社会をもたらすのか?莫大な国費投入に見合う成果を出せるのか?開発責任者や、最前線の研究者(創薬、がんゲノム医療、宇宙など)、注目AI企業などに取材を重ね、米中ハイテク覇権競争下における日本の戦略や、スパコンをしのぐ量子コンピュータ開発のゆくえを展望する。

目次

  • 第1章 富岳(Fugaku)世界No.1の衝撃(富岳のAI処理能力で、GAFAも追い越せる—松岡聡(理化学研究所・計算科学研究センターセンター長);スパコン開発に必須な「技術への投資感覚」—清水俊幸(富士通・プラットフォーム開発本部プリンシパルエンジニア))
  • 第2章 AI半導体とハイテク・ジャパン復活の好機(富岳の「使いやすさ」は米中スパコンを圧倒—性能ランキング「TOP500」創始者に訊く—ジャック・ドンガラ(テネシー大学・計算機科学科特別栄誉教授);逆転の発想から生まれた注目AI企業の自主開発スパコン—土井裕介(Preferred Networks・執行役員計算基盤担当VP))
  • 第3章 富岳をどう活用して成果を出すか—新型コロナ対策、がんゲノム医療、宇宙シミュレーション(コロナ治療薬の候補を富岳で特定—創薬シミュレーションの実力—奥野恭史(京都大学大学院・医学研究科ビッグデータ医科学分野教授);がん患者の命を救う全ゲノム解析とAI—富岳で劇的スピードアップ—宮野悟(東京医科歯科大学・M&Dデータ科学センターセンター長);富岳を使えば銀河形成の過程を忠実に再現できる—牧野淳一郎(神戸大学大学院・理学研究科教授))
  • 第4章 米中ハイテク覇権争いと日本—エクサ・スケールをめぐる熾烈な国際競争
  • 第5章 ネクスト・ステージ:量子コンピュータ 日本の実力

「BOOKデータベース」 より

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