世界文学としての「震災後文学」
著者
書誌事項
世界文学としての「震災後文学」
明石書店, 2021.3
- タイトル別名
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世界文学としての震災後文学
- タイトル読み
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セカイ ブンガク トシテノ「シンサイゴ ブンガク」
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世界文学としての「震災後文学」
2021.3.
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世界文学としての「震災後文学」
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注記
参考文献: 論文末
収録内容
- 震災後文学の現在地 / 木村朗子著
- 「あの日」を越えて : 私たちはみな震災後への亡命者である / 沼野充義著
- イキモノをキュレートすること : 川上弘美「神様2011」・多和田葉子『雪の練習生』を読む / ダニエル・C・オニール著
- 多和田葉子の震災後小説における暗示としての震災 : 震災後文学の読者論のために / 藤原団著
- 災厄と日常 : 震災後文学としての川上未映子作品 / 由尾瞳著
- 見たものを覚えていることができる/忘れることができる : 飴屋法水『ブルーシート』における当事者性 / 樋口良澄著
- 現実を変容させるフィクション : 岡田利規の演劇からこれからの日本社会を読み解く / バーバラ・ガイルホン著
- 身体とテキスト・「身体文学」としてのいとうせいこう作品 / キャーラ・パヴォーネ著
- 『想像ラジオ』を講義する / いとうせいこう著
- 〈移動〉しながら想像するという彷徨 (ベクトル) : 多和田葉子『雪の練習生』の向き合い方 / 金昇渊著
- フクシマ : 多和田葉子のドイツ語作品における、一つの「転換」? / ベルナール・バヌン著 ; 吉田安岐訳
- 水と3・11 : 連鎖する読み、その接続可能性をめぐって / 金ヨンロン著
- 震災後文学における東北の声 : 木村友祐作品を読む / 木村朗子著
- 糞泥まみれのいのち : キャピタロセン批判として木村友祐の「聖地Cs」を読む / クリスティーナ・岩田=ワイケナント著
- 声の豊穣 : 震災後文学が拓く東北弁の可能性 / 新井高子著
- 生きものとして狂うこと / 木村友祐著
- ネーションとドメスティケーション : 大杉栄と金子文子の動物論 / 堀井一摩著
- 生産的でない未来のために : 小林エリカ「トリニティ、トリニティ、トリニティ」における震災とオリンピック / 村上克尚著
- 原発のなかの動物たち : 高橋源一郎の3・11後の文学を今日的に再考する / フィリッポ・チェルヴェッリ著
- 人間家族より、多種と連れ立て! : 木村友祐作品と小林エリカ作品の母系をたどる / マルゲリータ・ロング著 ; 小田透訳
- 汚染の言説としての「狂気」 : チェルノブイリとフクシマにおける汚染のナラティブをめぐって / レイチェル・ディニット著
- 娯楽小説としての震災後小説、または認められざる3・11後文学について / アンヌ・バヤール=坂井著
内容説明・目次
内容説明
あれから10年。世界には、あの日と向きあい続ける文学者たちがいる。3.11によって文学の何が変わり、震災前はいかに読み替えられうるのか。大惨事を経て、それでも新たな力を獲得する「世界文学」としての視座から、あの経験の現在性を問う。
目次
- 総論 震災後文学の現在地
- 第1部 ことばと身体(イキモノをキュレートすること—川上弘美「神様2011」・多和田葉子『雪の練習生』を読む;多和田葉子の震災後小説における暗示としての震災—震災後文学の読者論のために ほか)
- 第2部 歴史と記憶(“移動”しながら想像するという彷徨—多和田葉子『雪の練習生』の向き合い方;フクシマ—多和田葉子のドイツ語作品における、一つの「転換」? ほか)
- 第3部 抑圧と解放(ネーションとドメスティケーション—大杉栄と金子文子の動物論;生産的でない未来のために—小林エリカ「トリニティ、トリニティ、トリニティ」における震災とオリンピック ほか)
- 娯楽小説としての震災後小説、または認められざる3・11後文学について
「BOOKデータベース」 より