毒親の日本史
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毒親の日本史
(新潮新書, 900)
新潮社, 2021.3
- タイトル読み
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ドクオヤ ノ ニホンシ
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注記
参考原典・主な参考文献: p283-286
内容説明・目次
内容説明
親子関係は一筋縄ではいかない。古代天皇に平安貴族、戦国武将から僧侶まで、あっちもこっちも「毒親」「毒子」だらけ。子捨て、子殺しや性虐待は勿論のこと、きょうだいの殺し合いを招いたり、子の恋文を世間にさらしたり。父親に見殺しにされたヤマトタケル、子を母に殺された建礼門院徳子、実家にいびられ続けた小林一茶等々、系図上では、はかなく頼りない親子の縦一本線に込められた愛僧が、日本史に与えた影響を読む。
目次
- 毒親育ちの「ずるさ」—神功皇后と応神天皇
- 聖君伝説の陰に隠された「毒親」—仁徳天皇の真実
- 「成り上がり」と「落ちぶれ」が生む毒親—楊氏と武則天
- 毒々しい母と虚弱な息子—持統天皇と草壁皇子
- 鬱になった天皇妃—藤原不比等と宮子
- 「史上初」女子たちのプレッシャー—光明皇后と孝謙(称徳)天皇
- 娘を政治の道具にして繁栄—平安貴族の毒親たち
- 『源氏物語』に描かれたリアル毒親—教育虐待、子の自殺未遂
- やり過ぎる母(一)息子のラブレターをさらす『蜻蛉日記』道綱母
- やり過ぎる母(二)息子のための訴訟日記だった『十六夜日記』阿仏尼
- 子を呪う親—我が子との主導権争いの果てに先立たれた後白河院
- 『平家物語』の毒母・毒祖母(一)とぢと祇王、磯禅師と静御前
- 『平家物語』の毒母・毒祖母(二)二位の尼と建礼門院徳子
- 子も孫も使い終われば抹殺—北条氏の最強最悪な毒親たち
- 仏教界は要らない子の巣窟だった?—父に捨てられた弁慶、子を見捨てた親鸞
- 子を使い捨てる親たち—ヤマトタケル、護良親王
- 毒親がもたらすきょうだい殺し—信長、秀吉
- 性虐待をする毒親—光源氏、秀吉、白河院
- ひいきする母、スポイルする毒乳母—徳川家光と弟・忠長の悲劇
- 近松作品は毒親カタログ—ばらばらの家族へ復讐した毒子
- 小林一茶の毒人生—毒親育ちを生き抜いて
「BOOKデータベース」 より