国策会社の経営史 : 台湾拓殖から見る日本の植民地経営
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国策会社の経営史 : 台湾拓殖から見る日本の植民地経営
岩波書店, 2021.3
- タイトル読み
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コクサク ガイシャ ノ ケイエイシ : タイワン タクショク カラ ミル ニホン ノ ショクミンチ ケイエイ
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注記
参考文献: p255-260
収録内容
- 分析対象としての台湾拓殖 / 湊照宏, 齊藤直, 谷ケ城秀吉著
- 国策会社の概念規定と分析視角 / 齊藤直著
- 設立経緯と政府 / 谷ケ城秀吉著
- 事業展開と金融構造の概観 / 湊照宏著
- 株式による資金調達と株式市場 / 齊藤直著
- 社債発行と金融機関・政府 / 齊藤直著
- 国策性事業の展開. 1 いかに低収益であったのか / 湊照宏著
- 国策性事業の展開. 2 「国益」と「私益」をどのように両立させようとしたのか / 谷ケ城秀吉著
- 政府出資と補助金 / 谷ケ城秀吉著
- 内部資本市場としての国策会社 / 湊照宏著
- 台湾拓殖から見る日本の植民地経営 / 湊照宏, 齊藤直, 谷ケ城秀吉著
内容説明・目次
内容説明
従来の国策会社の研究では、国策の形成・遂行過程における軍部や政府等の利害の角逐に重きがおかれ、株式会社という組織形態がもつ意味については等閑視されてきた。本書は、典型的な国策会社「台湾拓殖」の設立や資金調達、経営実態等にかんする経済・経営史的分析を通し、国策会社の本質と日本の植民地経営の特質を描き出す。
目次
- 序章 分析対象としての台湾拓殖
- 第1章 国策会社の概念規定と分析視角—国策会社の本質は何か
- 第2章 設立経緯と政府—何が期待され、どのように制度設計がなされたか
- 第3章 事業展開と金融構造の概観—どこから資金を調達し、何に使ったのか
- 第4章 株式による資金調達と株式市場—国策会社の資金調達は容易であったのか
- 第5章 社債発行と金融機関・政府—金融機関・政府は協力的であったのか
- 第6章 国策性事業の展開(1)—いかに低収益であったのか
- 第7章 国策性事業の展開(2)—「国益」と「私益」をどのように両立させようとしたのか
- 第8章 政府出資と補助金—低収益はどのように補われたのか
- 第9章 内部資本市場としての国策会社—どのような機能を果たしたのか
- 終章 台湾拓殖から見る日本の植民地経営
「BOOKデータベース」 より