開戦前夜の日中学術交流 : 民国北京の大学人と日本人留学生
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開戦前夜の日中学術交流 : 民国北京の大学人と日本人留学生
(九州大学人文学叢書, 19)
九州大学出版会, 2021.4
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カイセン ゼンヤ ノ ニッチュウ ガクジュツ コウリュウ : ミンコク ペキン ノ ダイガクジン ト ニホンジン リュウガクセイ
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Note
博士論文「一九三〇年代の北京における日中学術交流研究」(九州大学, 2020年) に加筆と修正を加えたもの
引用・参考文献一覧: p337-351
Contents of Works
- 一九三〇年代の北京
- 一九三〇年代の北京古書肆
- 馬廉の戯曲小説研究と日本人研究者との交流
- 九州大学蔵『支那小説戯曲版画集』編纂考
- 孫楷第の中国小説書目編纂と日中の学術交流
- 銭稲孫の日中学術交流
- 銭稲孫の私設日本語図書室「泉寿東文書庫」
- 一九三〇年代の北京の日中学術交流から見えるもの
Description and Table of Contents
Description
これまで見過ごされてきた1930年前後の「日中戦争前夜」数年間に展開された日中の中国学研究者たちの学術交流について、その実態を検証し、意義を考察する。近年発見された目加田誠の留学記録『北平日記』を手がかりに、中国の古典戯曲小説分野での書誌学的交流(馬廉と倉石武四郎、孫楷第と長澤規矩也)や、『万葉集』・『源氏物語』の訳者銭稲孫が自宅に開設した日本語図書室「泉寿東文書庫」など、北平に咲いた東洋古典学の一斑を明らかにする。
Table of Contents
- 序章 一九三〇年代の北京
- 第1章 一九三〇年代の北京古書肆—目加田誠留学日記『北平日記』からたどる
- 第2章 馬廉の戯曲小説研究と日本人研究者との交流
- 第3章 九州大学蔵『支那小説戯曲版画集』編纂考
- 第4章 孫楷第の中国小説書目編纂と日中の学術交流
- 第5章 銭稲孫の日中学術交流—日中戦争までの足跡
- 第6章 銭稲孫の私設日本語図書室「泉寿東文書庫」
- 結論 一九三〇年代の北京の日中学術交流から見えるもの
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