日本語文字論の挑戦 : 表記・文字・文献を考えるための17章
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日本語文字論の挑戦 : 表記・文字・文献を考えるための17章
勉誠出版, 2021.3
- タイトル別名
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日本語文字論の挑戦 : 表記文字文献を考えるための17章
- タイトル読み
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ニホンゴ モジロン ノ チョウセン : ヒョウキ・モジ・ブンケン オ カンガエル タメノ 17ショウ
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注記
参考文献あり
収録内容
- 日本語の表記システムとその特徴 / 加藤重広著
- 近・現代小説の片仮名の用法一斑 / 金水敏著
- 古代中国語における漢字の表語現象の諸相 / 松江崇著
- 平安時代の真仮名 / 乾善彦著
- 訓点研究「超」入門 / 小助川貞次著
- 篆隷万象名義における漢文節の意味注記について / 李媛著
- 図書寮本『類聚名義抄』における掲出語と注文の対応について / 申雄哲著
- 辞書と文献の比較に基づく定訓論の再検討 / 白井純著
- 明治期における基本漢字文献の諸相 / 岡墻裕剛著
- 『文選』の学習 / 渡辺さゆり著
- 学びの系譜とその豊饒 / 萩原義雄著
- 変体仮名を学ぶ小学生 / 岡田一祐著
- 米国陸海軍日本語学校の漢字教材"kanji Book" / 高田智和著
- 京都の「天橋立」を表す日本製漢字の展開と背景 / 笹原宏之著
- 「蝦夷記」のアイヌ語申渡文における仮名の用法 / 佐藤知己著
- JIS仮名とUnicode仮名をめぐるいくつかの問題 / 當山日出夫著
- 漢字字体研究と日本古辞書データベースの構築 / 池田証壽著
内容説明・目次
内容説明
ひらがな・カタカナ・漢字・ローマ字等、世界的にも珍しい多文字種環境を有する日本語。古来、日本人にとって「文字」は、意思疎通のための情報ツールであると同時に、彼我の文化に架橋するための媒体であった。古代から現代までを視野に「書く」「読む」「学ぶ」「残す」という文字の諸機能に着目し、日本語における「文字論」の豊穣な世界を示す初めての一冊。
目次
- 第1部 言葉をどう書くか(日本語の表記システムとその特徴—日本語の言語学的文字論として;近・現代小説の片仮名の用法一斑—村上春樹『海辺のカフカ』を中心に;古代中国語における漢字の表語現象の諸相;平安時代の真仮名)
- 第2部 文献をどう読むか(訓点研究「超」入門;篆隷万象名義における漢文節の意味注記について;図書寮本『類聚名義抄』における掲出語と注文の対応について;辞書と文献の比較に基づく定訓論の再検討—キリシタン版『落葉集』と『ぎやどぺかどる』を中心として;明治期における基本漢字文献の諸相)
- 第3部 文字をどう学ぶか(『文選』の学習—訓点資料を通して見えてきたこと;学びの系譜とその豊饒—江戸寺子屋教科書往来物資料を中心に;変体仮名を学ぶ小学生;米国陸海軍日本語学校の漢字教材“Kanji Book”)
- 第4部 文化をどう残すか(京都の「天橋立」を表す日本製漢字の展開と背景—「〓」「〓」を中心に;「蝦夷記」のアイヌ語申渡文における仮名の用法;JIS仮名とUnicode仮名をめぐるいくつかの問題;漢字字体研究と日本古辞書データベースの構築)
「BOOKデータベース」 より