尊厳概念の生成と構造
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尊厳概念の生成と構造
晃洋書房, 2021.3
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ソンゲン ガイネン ノ セイセイ ト コウゾウ
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Note
参考文献: p245-262
「2020年度愛知大学出版助成を受けて刊行されるもの」とあとがきにあり
Description and Table of Contents
Description
「人間の尊厳」は、20世紀の全体主義の否定・克服という過去志向ばかりでなく、新しい科学技術がもたらす人間存在への脅威という現在および将来の問題に対しても重要な意味をもつ。「尊厳」は現代に人口に膾炙しているが、その用法は混迷を深めている。「尊厳」概念の多様で錯綜した展開相から全体的な展望を拓くと共に、リアルな個としての人間の身体性・有限性を通路に「尊厳」の根基へ迫る。
Table of Contents
- 第1章 尊厳概念の歴史的生成—古代から19世紀まで(古代の尊厳の観念;古代・中世のキリスト教における尊厳の観念 ほか)
- 第2章 現代における尊厳概念の展開(哲学的・価値論的アプローチ;経験的・社会学的アプローチ ほか)
- 第3章 人間の尊厳と人間の生命の交錯(人間の生命の意味;第一次堕胎判決のテーゼ ほか)
- 第4章 尊厳概念の根底にある構造(尊厳概念の構成的諸契機とその布置;尊厳の基礎としての人間の身体性への還帰—精神と身体の統合としての人間 ほか)
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