J.S.ミルの教育思想 : 自由と平等はいかに両立するのか

Bibliographic Information

J.S.ミルの教育思想 : 自由と平等はいかに両立するのか

高宮正貴著

世織書房, 2021.2

Other Title

J.S.Mill's educational thought : reconciliation of liberty and equality

J.S.ミルの教育思想 : 自由と平等はいかに両立するのか

Title Transcription

J.S.ミル ノ キョウイク シソウ : ジユウ ト ビョウドウ ワ イカニ リョウリツ スル ノカ

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Note

表紙のタイトル: J.S.Mill's Educational Thought

著者「高宮」の「高」は「梯子高 (はしごだか) 」の置き換え

引用文献 : p[167]-179

索引 : p[181]-182

Contents of Works

  • 課題と方法
  • ミルの功利主義と教育思想の関係
  • ミルの功利主義による自由主義の正当化
  • 「生の技術」の三部門による教育の正当化
  • ミルの美学と美的教育論
  • ミルの自由主義の基礎
  • ミルにおける教育の正義論
  • ミルの教育思想と自由論・正義論

Description and Table of Contents

Description

ミルの著作は、明治維新以降、1880(明治13)年までの間に、『自由論』や『功利主義論』を含む6冊が邦訳されている。しかし、明治の後半以降、学術界ではイギリスやフランスに代わってドイツが重視されるようになり、ミルへの関心は低下していった。戦後の学術界でも、実存主義や構造主義からポスト構造主義へ、というフランス哲学か、現象学と実在哲学、解釈学、フランクフルト学派といったドイツ哲学が、また英米哲学では分析哲学が主流となり、ミルの思想は「過去の遺物」となっていた。教育哲学・思想の領域でも事情はさほど変わっていない。この領域でミルが言及されるとすれば、「危害原理」についてか、ベンサムと区別されずに「功利主義者」と一括りにされることがほとんどであった。それゆえ、ミルの教育思想については、「自由主義」の側面と「功利主義」の側面は相互にほとんど無関係のものとして扱われてきたのである。本書は両者を結びあい、整合的に解釈できることを構想している。

Table of Contents

  • 序章 課題と方法
  • 第1章 ミルの功利主義と教育思想の関係—二次元原理としての教育
  • 第2章 ミルの功利主義による自由主義の正当化
  • 第3章 「生の技術」の三部門による教育の正当化
  • 第4章 ミルの美学と美的教育論
  • 第5章 ミルの自由主義の基礎—決定論と自由の問題
  • 第6章 ミルにおける教育の正義論
  • 終章 ミルの教育思想と自由論・正義論—まとめと今後の課題

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Details

  • NCID
    BC06572537
  • ISBN
    • 9784866860145
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    横浜
  • Pages/Volumes
    v, 185p
  • Size
    22cm
  • Classification
  • Subject Headings
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