巨大企業の呪い : ビッグテックは世界をどう支配してきたか

書誌事項

巨大企業の呪い : ビッグテックは世界をどう支配してきたか

ティム・ウー著 ; 秋山勝訳

(朝日選書, 1020)

朝日新聞出版, 2021.4

タイトル別名

The curse of bigness : how corporate giants came to rule the world

タイトル読み

キョダイ キギョウ ノ ノロイ : ビッグ テック ワ セカイ オ ドウ シハイ シテキタカ

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内容説明・目次

内容説明

格差拡大、世界経済の低迷の原因は、巨大なグローバル企業による独占と寡占が進んだ結果、市場の競争原理と新規参入がはばまれ、イノベーションが妨げられたからだ—。GAFAなどのテクノロジー産業の寡占に象徴されるこの状態を説明するため、著者は独占禁止法の歴史をひもとき、19世紀末の反トラスト法から、今日の独占禁止法が置かれている状況までを概説する。日本の財閥とナチス・ドイツの経済政策についても検証、戦後の日本経済の躍進と西ドイツの奇跡的な復興こそ、財閥解体とオルド自由主義による独占排除によってもたらされた証しだと主張する。日本が「失われた30年」の低迷から抜け出せられない真因は何か。オバマ政権の国家経済会議(NEC)のメンバーとして競争政策を担当し、「ネットワーク中立性」の提唱者としても知られる著者が徹底分析する。

目次

  • イントロダクション
  • 第1章 私たちの道がたどりついた場所
  • 第2章 忘れ去られた第二次世界大戦の教訓
  • 第3章 独占禁止運動の系譜
  • 第4章 独占禁止法の黄金時代—一九五〇〜一九六〇年代
  • 第5章 巨大テクノロジー企業との戦い—一九八〇〜一九九〇年代
  • 第6章 新自由主義のゆるがぬ勝利
  • 第7章 グローバル化時代の独占問題
  • 第8章 ビッグテック台頭
  • 結びにかえて 独占企業を解体させる五つの提言

「BOOKデータベース」 より

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