フランス絶対主義 : 歴史と史学史
著者
書誌事項
フランス絶対主義 : 歴史と史学史
岩波書店, 2021.4
- タイトル別名
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L'absolutisme en France : histoire et historiographie
- タイトル読み
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フランス ゼッタイ シュギ : レキシ ト シガクシ
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注記
原著 (Paris : Seuil, 2002) の翻訳
科学研究費基盤C「比較による日本の近世フランス史学のための基礎的研究 : 語彙をめぐる検討から」 (2017-2019年、代表高澤紀恵) の成果
訳者解題に「翻訳事業には、公益財団法人小西国際交流財団より助成をいただいた」とあり
参考文献: 巻末p13-43
内容説明・目次
内容説明
それは本当に、国家と社会を隅々まで支配する「絶対権力」だったのか。他国とは異質の、特殊フランス的事象だったのか。そして近代フランスは、それと完全に断絶しているのだろうか。—多言語にわたる膨大な研究蓄積を消化して、絶対主義の理論と実践、さらには歴史観を総体的にとらえ直す。ヨーロッパ近世の歴史・思想を考えるために必読の書。
目次
- 歴史の中の絶対主義、史学史の中の絶対主義
- 第1部 絶対主義—王政による理論的構築(立法権をめぐる理論としての絶対主義;「立憲体制」としての絶対主義—基本法と慣習法;王権神授説と国家理性)
- 第2部 絶対主義—王政による実践的構築(諸身分への諮問なく統治する王;絶対主義の手段—国家装置の構築と集権化;絶対主義への抵抗)
- 第3部 絶対主義は神話か(絶対主義とクロノロジー;絶対主義は存在しなかったのか;絶対主義は全体主義ではない)
- 結論 絶対主義概念の読み直しに向けて
「BOOKデータベース」 より