狂気の時代 : 魔術・暴力・混沌のインドネシアをゆく
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狂気の時代 : 魔術・暴力・混沌のインドネシアをゆく
みすず書房, 2021.4
- タイトル別名
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In the time of madness : Indonesia on the edge of chaos
狂気の時代 : 魔術暴力混沌のインドネシアをゆく
- タイトル読み
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キョウキ ノ ジダイ : マジュツ・ボウリョク・コントン ノ インドネシア オ ユク
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注記
原著 (Jonathan Cape, 2005) の全訳
内容説明・目次
内容説明
インドネシアの各地で1990年代後半にさまざまな騒乱が発生。新聞記者としてそれらに遭遇した著者は、魔術と暴力が渦巻く混沌の島々に惹かれていく。1996年にボルネオ島で起きたダヤク族とマドゥーラ族の民族紛争と虐殺、98年にスハルト独裁体制を崩壊させる端緒となったジャカルタの学生デモと軍の衝突、99年に東ティモール独立を巡って行なわれた住民投票とその波紋など、世界最大級の多民族国家を揺るがしたさまざまな蛮行と混乱が、現場の熱気そのままに活写される。東京を拠点にミャンマーやタイ、朝鮮半島などアジア各地で取材を重ね、のちに日本を舞台とするノンフィクション『黒い迷宮』と『津波の霊たち』で評価を確立する知日派ジャーナリストが2005年に世に問うた原点の書。
目次
- プロローグ 1996年バリ島で見た不吉な夢
- 第1部 恥に近い何か—1997〜1999年 ボルネオ島(若者たちがすること;最高の人々)
- 第2部 放射する光—1998年 ジャワ島(クリスモン;狂気の時代;魔術に頼らない強さ;ジャカルタ略奪)
- 第3部 サメの檻—1998〜1999年 東ティモール(クロコダイル;ファリンティル潜入;吸血鬼の町;自由の鷲;平たい峰;国連施設の敷地—コンパウンド;井戸のなか)
「BOOKデータベース」 より