悪魔の証明 : なかったことを「なかった」と説明できるか

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悪魔の証明 : なかったことを「なかった」と説明できるか

谷岡一郎著

(ちくま新書, 1574)

筑摩書房, 2021.5

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悪魔の証明 : なかったことをなかったと説明できるか

Title Transcription

アクマ ノ ショウメイ : ナカッタ コト オ「ナカッタ」ト セツメイ デキルカ

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Note

参考文献: p213

Description and Table of Contents

Description

事実ではないことを「そんなことはなかった」と説明するのは、実際にあったことを立証するよりも困難だ。しかし人は往々にして、そんな「悪魔の証明」を他人に強要する。思い込みが先行した追及は、ともすると自らの挙証責任をないがしろにするので、相手に説明の「無限ループ」を迫ることになる。敵を混乱させたり、イメージ悪化を図るには有効だが、もはや建設的な議論や問題点の抽出は望めない。本書では、犯罪学や統計学、そして宗教学も参照しながら、悪魔の証明の正体に迫ろう。

Table of Contents

  • プロローグ 悪魔の証明
  • 1 犯罪を証明する手続き—「あったことを証明する」ことすら簡単ではない
  • 2 挙証責任—立証の責任は誰にあるか
  • 3 不可能性—社会的不可能と神学論争
  • 4 非合理性—科学的判断と不思議な論理
  • 5 間接補強証拠・要因—証拠とデータの判断、討論の決着
  • 6 「なかったこと」の証明—武器になる反論とは

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