埴輪は語る
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書誌事項
埴輪は語る
(ちくま新書, 1576)
筑摩書房, 2021.6
- タイトル読み
-
ハニワ ワ カタル
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注記
埴輪年表: p [10]
参考文献: p256-258
内容説明・目次
内容説明
「王」の権力を見せつけるため造られた、古代の巨大建造物、古墳。そこに据えつけられた埴輪は、古墳を荘厳に見せる飾りであり、家形・動物形・人物形とバリエーションが増えることで多彩なシーンを再現するようになる。盛装した王を中心とした水の神をまつる祭祀のシーン、猪・鹿・鷹などの狩猟シーンなど。しかも複数のシーンは一本化され、立体絵巻のようにビジュアル化されている。治水や狩猟など王の業績をアピールして、治世の正当性を主張しているのだ。大量の埴輪生産を可能にした、工人組織の存在や社会的な“ゆとり”まで、埴輪が語る古墳時代の社会を読む。
目次
- 第1章 埴輪を発掘する
- 第2章 埴輪はどのように発展したか—三五〇年の歴史
- 第3章 見せる王権—人物埴輪の群像
- 第4章 埴輪の登場人物たち
- 第5章 埴輪づくりを支えた仕組み
- 終章 埴輪は語る—歴史の必然
「BOOKデータベース」 より