書誌事項

ドレフュス事件 : 真実と伝説

アラン・パジェス [著] ; 吉田典子, 高橋愛訳

(叢書・ウニベルシタス, 1129)

法政大学出版局, 2021.6

タイトル別名

L'affaire Dreyfus : vérités et légendes

タイトル読み

ドレフュス ジケン : シンジツ ト デンセツ

大学図書館所蔵 件 / 139

この図書・雑誌をさがす

注記

原著 (Perrin, 2019) の全訳

参考文献: 巻末p9-19

年譜: 巻末p20-23

内容説明・目次

内容説明

文書改竄、証拠捏造で“事件”が起き、冤罪が作り出され、人種差別が蔓延り、人々は分断される。そのときジャーナリズム、知識人、作家、軍人、政治家は何をしていたのか。「国家の重大事件とは、ある過ちが犯されて起こるのではない。関係する権力者がその過ちの存在を否定し、あらゆる手段を使って、その存在をもみ消そうとするときに起こる」。文学や映画まで多角的に検証し、“事件”の全貌を明らかにして、現在のわれわれ自身の問題として省察する。

目次

  • いくつかのドレフュス事件を区別するべきか?
  • 告発には証拠があったのか?
  • 筆跡鑑定は決定的な役割を果たしたのか?
  • ゾラの「私は告発する」はドレフュス事件をあますところなく語っているのか?
  • クレマンソーが「私は告発する」というタイトルを提案したのか?
  • フェリックス・フォールはエミール・ゾラの「私は告発する」を読んだのか?
  • ドレフュス派が請願書の形式を考え出したのか?
  • アルフレッド・ドレフュスは「ユダヤ組合」によって擁護されたのか?
  • エドゥアール・ドリュモンが反ユダヤ主義を発明したのか?
  • アルフレッド・ドレフュスは悪魔島で「保養」していたのか?
  • エステラジーは「ヴェールの女」に助けられたのか?
  • ドレフュス事件は新聞連載小説として体験されたのか?
  • ゾラとピカールはドレフュス事件の英雄だったのか?
  • ドレフュス派の社会参加は感情に基づいていたのか?
  • 社会主義者たちはドレフュス派だったのか?
  • 世論はアルフレッド・ドレフュスの立場を擁護したのか?
  • 日刊紙は二つの陣営に分かれていたのか?
  • 第四のドレフュス事件は存在したのか?
  • ドレフュス事件はカラス事件に似ているか?
  • ドレフュス派の人々は自分たちの闘いを語ることができたのか?
  • 文学はドレフュス事件に関心を持ったか?
  • ドレフュス事件は映画にとって良い主題か?
  • ロマン・ポランスキーはどのようにドレフュス事件を表現したのか?
  • ドレフュス事件にはいまだに解かれていない謎があるか?
  • ゾラは自身の社会参加の犠牲者だったのか?
  • アルフレッド・ドレフュスの大義のために闘う必要があったのか?

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

ページトップへ