書誌事項

日本語の歴史的対照文法

野田尚史, 小田勝編

(研究叢書, 536)

和泉書院, 2021.6

タイトル別名

A historical contrastive approach to Japanese grammar

日本語の歴史的対照文法

タイトル読み

ニホンゴ ノ レキシテキ タイショウ ブンポウ

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注記

参考文献: 各論末

収録内容

  • 日本語の歴史的対照文法の成果と課題 / 小田勝 [執筆]
  • 対照文法の領分 / 大木一夫 [執筆]
  • 「可能」「自発」の歴史的対照 : 「る・らる」と「可能動詞・られる」 / 吉田永弘 [執筆]
  • 「連体「なり」」の機能をどう捉えるか : 「のだ」との用法比較を通して / 高山善行 [執筆]
  • 副助詞のノ連体用法の史的展開 / 宮地朝子 [執筆]
  • 副詞から見た古代語と近代語 / 川瀬卓 [執筆]
  • 日本語指示詞の指示の変容 : 聞き手の存在と結びついた「そ」 / 藤本真理子 [執筆]
  • 主語焦点構文における平安時代語と京都市方言の対照研究 : 古代語の文法にひそむ多様性を見出していくために / 竹内史郎 [執筆]
  • 現代語と古代語の「係り結び」 : 焦点表示機能と主題表示機能を視野に入れて / 野田尚史 [執筆]
  • 話し手の行為について問う文 : 疑問文の歴史的対照の試み / 林淳子 [執筆]
  • 確認の終助詞の歴史的対照 : 現代語の「ね」と中古和文の「な」 / 富岡宏太 [執筆]
  • 現代日本語の「です・ます」と中世前期日本語の「候ふ」の異なり : 「丁寧語不使用」の観点から / 福嶋健伸 [執筆]
  • 近世後期洒落本の丁寧語の運用 : 現代の談話資料との対照 / 森勇太 [執筆]

内容説明・目次

内容説明

本書には、課題と方法、述語、連体・連用、指示・情報、疑問・確認、丁寧語の6分野13編の研究論文を収めた。対照するときの一方の言語は基本的に現代の日本語であり、もう一方はさまざまな時代の日本語である。対照研究によって初めて明らかにされる各時代の文法、とりわけ現代日本語文法の姿を知ることは、文法研究の可能性を広げるものであり、文法史研究者のみならず、現代日本語文法、方言文法の研究者にも必読の書となろう。詳細な索引付。

目次

  • 第1部 対照文法の課題と方法
  • 第2部 述語の対照文法
  • 第3部 連体・連用の対照文法
  • 第4部 指示・情報の対照文法
  • 第5部 疑問・確認の対照文法
  • 第6部 丁寧語の対照文法

「BOOKデータベース」 より

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