本当の翻訳の話をしよう
著者
書誌事項
本当の翻訳の話をしよう
(新潮文庫, 11464,
新潮社, 2021.7
増補版
- タイトル別名
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What we talk about when we talk about translation
- タイトル読み
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ホントウ ノ ホンヤク ノ ハナシ オ シヨウ
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注記
その他のタイトルはブックジャケットによる
スイッチ・パブリッシング 2019年刊を増補し、文庫化したもの
主な参考文献: p258
内容説明・目次
内容説明
“翻訳は塩せんべいで、小説はチョコレート。交互に食べて、あとは猫がいれば、いくらでも時間が過ぎちゃう”という「翻訳家」村上春樹が、盟友・柴田元幸とともに語り合った対話全14本。海外文学から多くのものを受けとった二人が、翻訳という仕事の喜びを語りつつ、意外とも思える饒舌さで「作家」村上春樹の創作の秘密が明かされる必読の対話集。7本の対話を追加した「増補決定版」。
目次
- 僕たちはこんな(風に)翻訳を読んできた(1)(饒舌と自虐の極北へ—フィリップ・ロス『素晴らしいアメリカ野球』をめぐって;ハーディを読んでいると小説が書きたくなる—トマス・ハーディ『呪われた腕』をめぐって)
- 僕たちはこんな(風に)翻訳を読んできた(2)(雑然性の発熱—コリン・ウィルソン『宇宙ヴァンパイアー』をめぐって;共同体から受け継ぐナラティヴ—マキシーン・ホン・キングストン『チャイナ・メン』をめぐって)
- 僕たちはこんな(風に)翻訳を読んできた(3)(闇のみなもとから救い出される—ジェイムズ・ディッキー『救い出される』をめぐって;ラードナーの声を聴け—リング・ラードナー『アリバイ・アイク』をめぐって)
- 僕たちはこんな(風に)翻訳を読んできた(4)(青春小説って、すごく大事なジャンルだと思う—ジョン・ニコルズ『卵を産めない郭公』をめぐって;一九三〇年代アメリカの特異な作家—ナサニエル・ウエスト『いなごの日/クール・ミリオン』をめぐって)
- 僕たちはこんな(風に)翻訳を読んできた(5)(小説に大事なのは礼儀正しさ—ジョン・チーヴァー『巨大なラジオ/泳ぐ人』をめぐって;短篇小説のつくり方—グレイス・ペイリー『その日の後刻に』をめぐって)
「BOOKデータベース」 より