ダム建設と地域住民補償 : 文献にみる水没者との交渉誌
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書誌事項
ダム建設と地域住民補償 : 文献にみる水没者との交渉誌
(文化とまちづくり叢書)
水曜社, 2021.6
- タイトル読み
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ダム ケンセツ ト チイキ ジュウミン ホショウ : ブンケン ニ ミル スイボツシャ トノ コウショウシ
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参考文献あり
内容説明・目次
内容説明
ダム建設での最初で最大の障壁—用地の確保。地域住民は“水没者”になり、ふるさとを失う。何年も消えぬ反対をどう合意に導くのか?33年にわたり用地交渉を担当した著者が本書で初めて明かす「ダム用地交渉業務」39例の記録。
目次
- 北海道・東北(本件収用裁決が違法であることを宣言することとする(二風谷ダム・北海道);けやぐにならねば、津軽では仕事が出来ね(早瀬野ダム・青森県) ほか)
- 関東(三十二年間の経済的、精神的な負担に対しての償いを形として表してほしい(緒川ダム・茨城県);「西の松原・下筌」「東の薗原」と言われるほどに(薗原ダム・群馬県) ほか)
- 中部(われわれ土木屋は民衆のふところに飛び込むことができなければならない(大河津分水・新潟県);尊きみはらしに捧ぐ(黒四ダム・富山県) ほか)
- 近畿・中国・四国(湖を慈しみ、やさしさで見守って行こうとする情が表れている(琵琶湖開発・滋賀県);どこまでも被害者は被害者でないようにしたい(大野ダム・京都府) ほか)
- 九州・沖縄(私共は、用地知識を積極的に水没者に与えることによって(寺内ダム・福岡県);ノリ期における新規利水の貯留及び取水は流量一定以下の時は行わない(筑後大堰・福岡県・佐賀県) ほか)
「BOOKデータベース」 より