交錯する宗教と民族 : 交流と衝突の比較史
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書誌事項
交錯する宗教と民族 : 交流と衝突の比較史
(アジア遊学, 257)
勉誠出版 (発売), 2021.7
- タイトル読み
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コウサク スル シュウキョウ ト ミンゾク : コウリュウ ト ショウトツ ノ ヒカクシ
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注記
名古屋学院大学研究助成「宗教と民族の対立・交流の現代歴史学的研究」(研究期間:2017-20年度、研究代表者:鹿毛敏夫)による研究成果の一部
収録内容
- 異宗教・多民族世界の混沌 : その歴史と現在 / 鹿毛敏夫著
- 鎌倉北条氏と南宋禅林 : 渡海僧無象静照をめぐる人びと / 村井章介著
- ドイツ語圏越境作家における言語、民族、文化をめぐって / 土屋勝彦著
- 近代名古屋にとっての中東 : 実業界との関係を中心に / 吉田達矢著
- 民族をめぐる対立と交流の位相 : 滞日ビルマ系難民の国際移動の事例から / 人見泰弘著
- ボーダレス化する世界と日本の宗教文化 / 井上順孝著
- ラダックのアイデンティティ運動 : もうひとつの「カシミール問題」 / 宮坂清著
- インドネシア・アチェ州のイスラーム刑法と人権 / 佐伯奈津子著
- 宗教と平和 : 宗教多元社会における戦争 / 黒柳志仁著
- 戦国大名の「国」意識と「地域国家」外交権 / 鹿毛敏夫著
- 日本中世の「暴力」と現代の「教育」 / メイヨー・クリストファー著
- 一亡命作家の軌跡:西欧キリスト教世界の対岸から : ファン・ゴイティソーロのバルセロナ、サラエヴォ、マラケシュ / 今福龍太著
- 保育園で働く看護師の語りから考える多文化共生 / 梶原彩子著
内容説明・目次
内容説明
世界に多数存在する異宗教と多民族は、時に激しい対立や交流、融合を繰り返しながら、現代までの歴史を紡いできた。それらは、いかに顕在化しているのか。アジアとヨーロッパの東西における人の移動と民族の越境・交流の実態、ヨーロッパ社会における政治と宗教の関係、個々の人間の想いとその相克、さらにそこから相対化される「国家」意識の具体的深層に迫る。歴史学・文学・社会学・文化人類学・言語学・地域学・宗教学の分野から多角的に比較検証し、宗教・民族・国家間の共存のあり方を問い直す。
目次
- はしがき 異宗教・多民族世界の混沌—その歴史と現在
- 第1部 流動する民族社会(鎌倉北条氏と南宋禅林—渡海僧無象静照をめぐる人びと;ドイツ語圏越境作家における言語、民族、文化をめぐって;近代名古屋にとっての中東—実業界との関係を中心に ほか)
- 第2部 宗教の断絶と叡智(ボーダレス化する世界と日本の宗教文化;ラダックのアイデンティティ運動—もうひとつの「カシミール問題」;インドネシア・アチェ州のイスラーム刑法と人権 ほか)
- 第3部 個の相克と相対化される「国家」(戦国大名の「国」意識と「地域国家」外交権;日本中世の「暴力」と現代の「教育」;一亡命作家の軌跡:西欧キリスト教世界の対岸から—フアン・ゴイティソーロのバルセロナ、サラエヴォ、マラケシュ ほか)
「BOOKデータベース」 より