危機の時代の歴史学のために

書誌事項

危機の時代の歴史学のために

成田龍一著

(岩波現代文庫, 学術 ; 434 . 歴史論集 / 成田龍一著||レキシ ロンシュウ ; 3)

岩波書店, 2021.7

タイトル別名

危機の時代の歴史学のために

タイトル読み

キキ ノ ジダイ ノ レキシガク ノ タメ ニ

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収録内容

  • 記憶せよ、抗議せよそして、生き延びよ
  • 歴史学の「逆襲」……
  • 危機の時代の歴史学と歴史学の危機
  • 「3・11」を経た歴史学
  • 「被爆」と「被曝」をつなぐもの
  • 人間的想像力と歴史的記憶
  • 高崎宗司『定本「妄言」の原形』をめぐって
  • 「帝国責任」ということ
  • 新しい歴史家たちよ、目覚めよ
  • 「東アジア史」の可能性
  • 歴史認識と女性史像の書き換えをめぐって
  • 上野千鶴子と歴史学の関係について、二、三のこと
  • 性暴力と近代日本歴史学
  • 「歴史」が語られる場所
  • 「通史」という制度
  • 「歴史」を教科書に描くということ
  • 「教科としての歴史」との対話
  • 「戦後歴史教育」の実践について
  • 次世代に「知」を伝えるということ

内容説明・目次

内容説明

新たな歴史認識へ!グローバリゼーションがもたらす現在の危機と、歴史学の危機—二重の危機を見据えながら、歴史学の可能性を模索する。3・11の経験、東アジアの歴史問題、ジェンダーからの問いかけ、歴史教育の現場に、歴史学はどう向き合うのか。近年の「歴史批評」を集成する現代文庫オリジナル版。

目次

  • 問題の入口「危機」を見据える(記憶せよ、抗議せよ そして、生き延びよ—井上ひさしのことばから;歴史学の「逆襲」… ほか)
  • 1 3・11以後—「核時代の歴史学」へ(「3・11」を経た歴史学—歴史学は災害にどう向き合ってきたのか;「被爆」と「被曝」をつなぐもの—井上光晴『西海原子力発電所/輸送』をめぐって)
  • 2 東アジアのなかの歴史学(人間的想像力と歴史的記憶;高崎宗司『定本「妄言」の原形』をめぐって ほか)
  • 3 ジェンダーと歴史認識(歴史認識と女性史像の書き換えをめぐって—近現代日本を対象に;上野千鶴子と歴史学の関係について、二、三のこと ほか)
  • 4 “歴史の知”の環境—歴史学・歴史教育・メディア(「歴史」が語られる場所;「通史」という制度—「戦後歴史学」の風景のなかで ほか)

「BOOKデータベース」 より

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