日本の先史時代 : 旧石器・縄文・弥生・古墳時代を読みなおす

書誌事項

日本の先史時代 : 旧石器・縄文・弥生・古墳時代を読みなおす

藤尾慎一郎著

(中公新書, 2654)

中央公論新社, 2021.8

タイトル別名

日本の先史時代 : 旧石器縄文弥生古墳時代を読みなおす

タイトル読み

ニホン ノ センシ ジダイ : キュウセッキ・ジョウモン・ヤヨイ・コフン ジダイ オ ヨミナオス

注記

主要参考文献: p288-299

内容説明・目次

内容説明

日本史の教科書で最初に出てくる、旧石器・縄文・弥生・古墳時代。三万六〇〇〇年に及ぶ先史の時代区分は、明治から戦後にかけて定着していった。しかし近年、考古学の発展や新資料の発掘に伴い、それぞれの時代の捉え方は大きく塗りかえられている。本書では、各時代の「移行期」に焦点を当て、先史の実像を描き出す。人びとの定住、農耕の開始、祭祀、「都市」の出現、前方後円墳の成立—。研究の最前線を一望する決定版。

目次

  • 序章 先史の時代区分—考古学ではこう考える(時代とは何か—Age/Era/Period;時代のはじまり—出現か、定着か ほか)
  • 第1章 土器の定着、人びとの定住—旧石器時代から縄文時代へ(旧石器時代と気候変動—最終氷期から後氷期へ;土器の定着—指標1 縄文土器 ほか)
  • 第2章 農耕社会の成立—縄文時代から弥生時代へ(弥生時代とは何か—画期をめぐる研究史;弥生式土器から水田稲作へ—弥生時代の指標の変化 ほか)
  • 第3章 変化する社会と祭祀—弥生時代から古墳時代へ(流動化する人びと—気候変動の影響;「都市」の出現—纏向遺跡、比恵・那珂遺跡 ほか)
  • 終章 先史時代を生きた人びとの文化—列島各地の暮らし(中の文化—アニミズムと穀霊;北の文化—「続縄文」の暮らし ほか)

「BOOKデータベース」 より

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