平沼騏一郎 : 検事総長、首相からA級戦犯へ
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書誌事項
平沼騏一郎 : 検事総長、首相からA級戦犯へ
(中公新書, 2657)
中央公論新社, 2021.8
- タイトル別名
-
平沼騏一郎 : 検事総長首相からA級戦犯へ
- タイトル読み
-
ヒラヌマ キイチロウ : ケンジ ソウチョウ シュショウ カラ Aキュウ センパン エ
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注記
参考文献: p295-304
平沼騏一郎年譜: p305-308
内容説明・目次
内容説明
司法と行政の頂点を極めた唯一の政治家・平沼騏一郎。東大を首席で卒業後、能吏の聞こえ高く、大逆事件を処理し、検事総長、大審院長を歴任。政界進出を目論み右翼団体・国本社を組織する。軍人らの期待を集め、日中戦争下、首相に就任。日米開戦後は重臣、枢密院議長として和平派へ。機会主義と映る行動から右翼に銃撃され、自宅放火にも遭った。天皇崇拝の国家主義者、陰謀家、A級戦犯として断罪され続けた平沼の実像を描く。
目次
- 第1章 苦学、東大首席卒業—国漢学と先端の法学の修養
- 第2章 司法省へ—転機となった司法官増俸要求事件
- 第3章 官僚としての手腕—欧州体験と司法制度改革
- 第4章 日糖事件・大逆事件の指揮—平沼閥の形成へ
- 第5章 検事総長時代—シーメンス事件と「中立」イメージ
- 第6章 政治権力を求めて—国本社の改組、政治勢力への接近
- 第7章 枢密院・国本社での躍動—陰謀家イメージの拡大
- 第8章 政権獲得をめざす—一九三〇年代初頭の平沼内閣運動
- 第9章 平沼内閣発足—枢密院議長から政権トップへ
- 第10章 太平洋戦争下の和平派、東京裁判での有罪
「BOOKデータベース」 より