教養としてのアメリカ短篇小説

書誌事項

教養としてのアメリカ短篇小説

都甲幸治著

NHK出版, 2021.10

タイトル別名

アメリカ短篇小説 : 教養としての

タイトル読み

キョウヨウ トシテノ アメリカ タンペン ショウセツ

大学図書館所蔵 件 / 139

注記

NHKラジオ第二「カルチャーラジオ文学の世界」で放送された「文庫で味わうアメリカ短編小説」の講座をもとに加筆・再構成し、サリンジャー「エズメに」とオコナー「善人はなかなかいない」についての書き下ろしを加えたもの

読書リスト: 各講末

収録内容

  • 暴力と不安の連鎖 : ポー「黒猫」
  • 屹立する剥き出しの身体 : メルヴィル「書記バートルビー : ウォール街の物語」
  • 英雄の物語ではない戦争 : トウェイン「失敗に終わった行軍の個人史」
  • 共同体から疎外された者の祈り : アンダソン「手」
  • セルフ・コントロールの幻想 : フィッツジェラルド「バビロン再訪」
  • 存在の基盤が崩れるとき : フォークナー「孫むすめ」
  • 妊娠をめぐる「対決」 : ヘミングウェイ「白い象のような山並み」
  • 人生に立ち向かうためのユーモア : サリンジャー「エズメに : 愛と悲惨をこめて」
  • 美しい世界と、その崩壊 : カポーティ「クリスマスの思い出」
  • 救いなき人生と、噴出する愛 : オコナー「善人はなかなかいない」
  • 言葉をもたなかった者たちの文学 : カーヴァー「足もとに流れる深い川」
  • ヴェトナム戦争というトラウマ : オブライエン「レイニー河で」
  • 愛の可能性の断片 : リー「優しさ」

内容説明・目次

内容説明

「黒猫」のプルートはなぜ黒いのか?書記バートルビーはなぜ「しない方がいい」と思うのか?度重なる戦争の歴史、色濃く残る奴隷制の「遺産」等、アメリカという国、そこに暮らす人々の特異な歴史的・文化的・社会的背景を踏まえて短篇小説を読み解く。

目次

  • 暴力と不安の連鎖—ポー「黒猫」
  • 屹立する剥き出しの身体—メルヴィル「書記バートルビー‐ウォール街の物語」
  • 英雄の物語ではない戦争—トウェイン「失敗に終わった行軍の個人史」
  • 共同体から疎外された者の祈り—アンダソン「手」
  • セルフ・コントロールの幻想—フィッツジェラルド「バビロン再訪」
  • 存在の基盤が崩れるとき—フォークナー「孫むすめ」
  • 妊娠をめぐる「対決」—ヘミングウェイ「白い象のような山並み」
  • 人生に立ち向かうためのユーモア—サリンジャー「エズメに‐愛と悲惨をこめて」
  • 美しい世界と、その崩壊—カポーティ「クリスマスの思い出」
  • 救いなき人生と、噴出する愛—オコナー「善人はなかなかいない」
  • 言葉をもたなかった者たちの文学—カーウ゛ァー「足もとに流れる深い川」
  • ヴェトナム戦争というトラウマ—オブライエン「レイニー河で」
  • 愛の可能性の断片—リー「優しさ」

「BOOKデータベース」 より

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