わからないまま考える
著者
書誌事項
わからないまま考える
文藝春秋, 2021.10
- タイトル別名
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倫理のレッスン
- タイトル読み
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ワカラナイ ママ カンガエル
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注記
「文學界」(2019年12月号~2021年3月号) に連載された「倫理のレッスン」を単行本化したもの
ブックガイド: p[243]-251
内容説明・目次
内容説明
ラッシュアワーの満員電車にはスピノザが現れ、強いタバコの香りとガムラン音楽の思い出は荻生徂徠の声を呼ぶ。世間論は『カラマーゾフの兄弟』の土の香りと交じり合い、『エヴァンゲリオン』はグノーシス主義の末裔としての資質を覗かせる。時代や地域、学問領域を超えて、あらゆる瞬間は哲学的にひもとかれていく。
目次
- 第1章 哲学は答えを与えてくれない(東京で溺れない哲学;赤いスピノザ、白いスピノザ;降り積もる雪の中で;人生が二度あれば;こじらせたあなたに)
- 第2章 世界と“私”の間にあるもの(夜と闇の中の倫理学;セカイ系倫理学を求めて;大地に向かう倫理;閾の上にとどまりながら;宇宙に響く音楽)
- 第3章 見えない未来を迎え入れるために(異常気象と嵐の中で;人生は物語としてある;過去の中に存在する未来;現実という瓦礫の上で;過去と未来を渡す橋;自分への約束、未来への約束)
- 終章 セカイの終わりと倫理の始まり
- ブックガイド
- あとがき
「BOOKデータベース」 より