兄と弟の3歳仲間の世界へ : 日誌的観察記録から
著者
書誌事項
兄と弟の3歳仲間の世界へ : 日誌的観察記録から
ミネルヴァ書房, 2021.10
- タイトル別名
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兄と弟の3歳 : 仲間の世界へ
- タイトル読み
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アニ ト オトウト ノ 3サイ ナカマ ノ セカイ エ : ニッシテキ カンサツ キロク カラ
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注記
解説: 高田明
引用文献: p265-267
参照文献: p282-283
内容説明・目次
内容説明
人類史においてきわめて重要な時期である「3歳」。母親の膝の上から離れ(追放され)、仲間関係の世界へと足を踏み入れる葛藤に満ちたこの時期を、子どもたちはいかに生きているのか?本書では、発達心理学者である父とその妻による観察日誌—じつに千頁を超える詳細で膨大な記録—から、兄と弟のそれぞれの3歳を鮮やかに描き出し、発達的な意味を浮き彫りにします。誰もがかつて経験した波乱の一年間を追う本書の試みは、子どもたちの内面世界を描き出した発達研究であり、同時に二人の子どもと周囲の生きたドラマともいえるものです。また、巻末には人類学者・高田明氏による他領域からみた解説を収録。3歳の世界から「ヒト」の発達の面白さに出会える書。
目次
- 1章 船出する3歳(第1期:3歳0ヶ月〜3歳2ヶ月)(第1期(兄・U):弟の出現、不安と疎外感;第1期(弟・Y):背伸び、チンピラ化した兄の模倣)
- 2章 自分の力を感じ始める3歳(第2期:3歳3ヶ月〜3歳5ヶ月)(第2期(兄・U):「だって」と自己主張、親には反抗;第2期(弟・Y):兄の交友圏の周辺で、徐々に力を自覚)
- 3章 パワーアップし拡がる3歳の世界(第3期:3歳6ヶ月〜3歳8ヶ月)(第3期(兄・U):弟の排除と自我主張、悪の喜び;第3期(弟・Y):兄とのケンカ、悪くても反省せず)
- 4章 不安と希望、脱皮し始める3歳(第4期:3歳9ヶ月〜3歳11ヶ月)(第4期(兄・U):友との交流、弟へのアンビバレンツ;第4期(弟・Y):兄と対等に遊ぶ、周りが見えてくる)
「BOOKデータベース」 より