「感染」の社会史 : 科学と呪術のヨーロッパ近代

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「感染」の社会史 : 科学と呪術のヨーロッパ近代

村上宏昭著

(中公選書, 121)

中央公論新社, 2021.11

タイトル別名

感染の社会史 : 科学と呪術のヨーロッパ近代

タイトル読み

「カンセン」ノ シャカイシ : カガク ト ジュジュツ ノ ヨーロッパ キンダイ

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内容説明・目次

内容説明

コレラなどの疫病が「感染」するものと認識されてから、たかだか一五〇年ほどにすぎない。だが病気をもたらす不可視の微生物への恐怖と不安は、呪術的思考と絡み合いながら、人と人とのつながりや社会のあり方を一変させた。それは効果的な感染予防の福音を伝えた一方で、ジェノサイドを招く火種ともなった。本書は十九世紀末の「細菌学革命」にまつわる光と影、その後のヨーロッパ世界の激動を、臨場感溢れる多数の図版と共に追う。

目次

  • 序章 不浄の想像界
  • 第1章 コレラの世紀—細菌学以前の疫病
  • 第2章 細菌学革命—病気観の転換
  • 第3章 「見えざる敵」の乱痴気—革命の代償
  • 第4章 衛生博覧会—啓蒙のスペクタクル
  • 第5章 戦争と感染症—病気を運ぶ兵士の身体
  • 終章 「感染」のホロコースト

「BOOKデータベース」 より

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