十九世紀日本の対外関係 : 開国という幻想の克服

書誌事項

十九世紀日本の対外関係 : 開国という幻想の克服

上白石実著

吉川弘文館, 2021.11

タイトル別名

十九世紀日本の対外関係 : 開国という幻想の克服

タイトル読み

ジュウキュウセイキ ニホン ノ タイガイ カンケイ : カイコク トイウ ゲンソウ ノ コクフク

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注記

索引: 巻末p1-3

収録内容

  • 開国レトリックの克服
  • 海防という外国人隔離策
  • 中学校社会科教科書に見る鎖国と開国
  • 異国船打払令の布告問題と漂流民救助 : 江川家文書「異国評議書」より
  • 文政八年八戸領の異国船体験 : 領主の対応と領民の関心
  • 明治維新期旅券制度の基礎的研究
  • 箱館における生糸・蚕種紙改印制度とその影響
  • 盛岡藩御用商人伊勢屋朝吉の戊辰戦争
  • 明治新政府による三陸地方の秩序回復と復興策 : 明治二年宮古湾鍬ヶ埼における蚕種紙密輸事件から
  • 外国船救助の近代化 : 明治六年アメリカ蒸気船エリエール号塩屋埼沖沈没事件
  • 明治新政府の外交体験と条約理解 : 明治三年不開港場規則・難船救助心得をめぐって
  • 漂流民救助と送還の近代化

内容説明・目次

内容説明

近年、明治維新への関心が内外で高まり、十九世紀を論じる研究も盛んである。ロシア船が現れ始めた十八世紀後半から条約改正、日清戦争が始まるまでの時期を対象にして、異国船打ち払いや漂流民保護、開港と内戦の混乱からの回復の過程などを分析。約一〇〇年かけた日本の「自己変革の時代」の実情を、開国というレトリックを取り払い考察する。

目次

  • 開国レトリックの克服
  • 第1部 異国船打払いと仁政の相剋(海防という外国人隔離策;異国船打払令の布告問題と漂流民救助—江川家文書「異国評議書」より;文政八年八戸領の異国船体験—領主の対応と領民の関心)
  • 第2部 開港と内戦の混乱からの回復(明治維新期旅券制度の基礎的研究;箱館における生糸・蚕種紙改印制度とその影響;盛岡藩御用商人伊勢屋朝吉の戊辰戦争 ほか)
  • 第3部 外国船救助と漂流民送還の近代化(外国船救助の近代化—明治六年アメリカ蒸気船エリエール号塩屋埼沖沈没事件;明治新政府の外交体験と条約理解—明治三年不開港場規則・難船救助心得をめぐって;漂流民救助と送還の近代化)

「BOOKデータベース」 より

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