水上勉 : 文学・思想・人生
著者
書誌事項
水上勉 : 文学・思想・人生
名古屋大学出版会, 2021.11
- タイトル別名
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水上勉 : 文学思想人生
- タイトル読み
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ミナカミ ツトム : ブンガク・シソウ・ジンセイ
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収録内容
- 『五番町夕霧楼』の復権
- 『雁の寺』から『雁の寺 全』へ
- 『越前竹人形』のその後
- 『金閣炎上』と〈熊野〉
- 『金閣炎上』の構成意識
- 『一休』における水上勉の〈わたくし〉
- 公害問題と水上勉
- 『飢餓海峡』の達成
- 社会派ミステリーから日本型私小説へ、そして
- 『蓑笠の人』と『良寛』とのあいだ
- 『才市』へと至る道
- 電脳暮しの日々
内容説明・目次
内容説明
事実と虚構のあわいに求められた道とは。文明を問う「社会派推理小説」によって出発した水上勉。だが、自らの生と重ねて「寺を焼き」「竹を削り」一休・良寛の境涯を跡づけつつ、ついには芸術と救済の向こうへと歩み出す。晩年の日々までその文業を初めて本格的に捉えた畢生の力作。
目次
- 1(『五番町夕霧楼』の復権;『雁の寺』から『雁の寺 全』へ;『越前竹人形』のその後 ほか)
- 2(公害問題と水上勉—文明vs.反文明の構図;『飢餓海峡』の達成;社会派ミステリーから日本型私小説へ、そして)
- 3(『蓑笠の人』と『良寛』とのあいだ—さまざまな帰郷;『才市』へと至る道;電脳暮しの日々—言葉を超えた世界へ)
「BOOKデータベース」 より