正岡子規伝 : わが心世にしのこらば
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正岡子規伝 : わが心世にしのこらば
岩波書店, 2021.12
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マサオカ シキ デン : ワガ ココロ ヨ ニシ ノコラバ
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Note
参考文献: p329-346
正岡子規略年譜: p347-352
Description and Table of Contents
Description
俳句という新興の文芸ジャンルを世に広めた正岡子規は、短歌革新運動に取り組んだ竹ノ里人という歌人であり、獺祭書屋主人の名で多大な業績を残した俳諧研究家でもあった。多方面にわたり足跡を残したその生涯を、子規周辺の人物たちの動向をも含めて、総合的に叙述する。俳文学研究の第一人者による決定版ともいうべき評伝。
Table of Contents
- 序 杜鵑啼血—「子規」の由来
- 第1章 伊予の儒者大原観山の孫—「世の人は四国猿とぞ笑ふなる」
- 第2章 上京と俳句への起点—「ねころんで書よむ人や春の草」
- 第3章 畏友漱石との交流—「余は始めて一益友を得たり」
- 第4章 陸羯南と「日本新聞」—獺祭書屋主人の誕生
- 第5章 ジャーナリスト子規と「小日本」—「日本新聞社員タリ」
- 第6章 従軍後の子規と、虚子の献身—「行く秋の腰骨いたむ旅寝かな」
- 第7章 蕪村への傾倒—「蕪引く頃となりけり春星忌」
- 第8章 歌人子規と伊藤左千夫—竹の里人の短歌革新
- 第9章 『墨汁一滴』と『仰臥漫録』—「全く書かざるには勝りなん」
- 第10章 最期の年と『病牀六尺』—「俳句はたまにやり候。歌はもう出来なくなつた」
- 跋 律の死—「さむらひの娘」として
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