『今昔物語集』の成立と対外観

Bibliographic Information

『今昔物語集』の成立と対外観

荒木浩著

(思文閣人文叢書)

思文閣, 2021.12

Other Title

今昔物語集の成立と対外観

Konjaku monogatarishū : tracing its composition and representation of the world outside Japan

Title Transcription

コンジャク モノガタリシュウ ノ セイリツ ト タイガイカン

Available at  / 87 libraries

Note

初出等一覧: p411-414

関係年表: p422-430

索引あり

その他のタイトルは標題紙裏による

Contents of Works

  • はじめに-対象としての説話集史素描
  • 仏教文学としての説話集と対外観
  • 仏教類書の影響と説話集の存立
  • 『三宝絵』の捨身と孝
  • 投企される〈和国〉性
  • 源隆国の才と説話集作者の資質
  • 源隆国晩年の対外観と仏教
  • 藤原忠実の「家」と「父」そして「子」
  • 『今昔物語集』成立論の環境
  • 『今昔物語集』の成立と宋代
  • かへりきにける阿倍仲麻呂
  • 『今昔物語集』の宋代観と和歌逸話の形成
  • 編纂動機と逸話配列
  • 世界叙述と説話文学史

Description and Table of Contents

Table of Contents

  • 序論 仏教文学としての説話集と対外観
  • 第1部 古代説話集の成立と対外観(仏教類書の影響と説話集の存立—「諸教要集」をめぐって;『三宝絵』の捨身と孝—尊子内親王をめぐる;投企される“和国”性—『日本往生極楽記』改稿と和歌陀羅尼をめぐって)
  • 第2部 源隆国と「宇治大納言物語」—説話集と作者の環境(源隆国の才と説話集作者の資質—研究史再考から「宇治大納言物語」へ;源隆国晩年の対外観と仏教—宇治一切経蔵というトポスをめぐって;補論 藤原忠実の「家」と「父」そして「子」—言談・説話の中の院政期)
  • 第3部 『今昔物語集』の成立と宋代(『今昔物語集』成立論の環境—仏陀耶舎と慧遠の邂逅をめぐって;『今昔物語集』の成立と宋代—成尋移入書籍と『大宋僧史略』などをめぐって;かへりきにける阿倍仲麻呂—『今昔物語集』と『新唐書』そして『土佐日記』異文のことなど ほか)
  • 世界叙述と説話文学史—矜恃する和語

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