メディアと帝国 : 19世紀末アメリカ文化学
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メディアと帝国 : 19世紀末アメリカ文化学
小鳥遊書房, 2021.12
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Media and empire : American culture in the late 19th century
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メディア ト テイコク : 19セイキマツ アメリカ ブンカガク
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Note
引用文献: 各章末
索引: p361-366
Contents of Works
- メディアと帝国 / 塚田幸光 [著]
- 一九世紀転換期アメリカの万博とオリエンタル・ダンス / 宗形賢二 [著]
- ボディビル世紀末 / 塚田幸光 [著]
- エドウィン・S・ポーターの世紀転換期アメリカ / 中垣恒太郎 [著]
- 帝国崩壊のヴィジョン / 小原文衛 [著]
- 世紀転換期アメリカにおける支配の欲望 / 中山悟視 [著]
- イグナティウス・ドネリーと世紀転換期アメリカの終末論的欲望 / 細谷等 [著]
- アメリカン・アートの誕生 / 小笠原亜衣 [著]
- 西部表象と帝国主義のポリティクス / 小谷一明 [著]
- 燃え上がる枠組、消尽する描写 / 高村峰生 [著]
- 逃亡の果ての帝国 / 池末陽子 [著]
- 文化ナショナリズムがかたちを整える時 / 村上東 [著]
- セオドア・ローズヴェルトとマーク・トウェインのアメリカの原理をめぐる闘争 / 河田英介 [著]
- 英国ショップ・オーナーの「居場所」、あるいは、グローバル・シティズンシップという夢 / 大田信良 [著]
Description and Table of Contents
Description
19世紀末、それは映像と戦争の世紀への序章であり、「帝国アメリカ」が目覚める瞬間に他ならない。「帝国」とは、中心も境界もない権力形態の別名であり、増殖する網状の欲望に他ならない。だが、今日、アメリカを表象する「メディア」こそが、網状のネットワークを全開する新世代の帝国ではないのか。本書に収めた13編の論考によって、無限に広がるメディア・ネットワークの起点を見つめ、19世紀末アメリカの文化学とその批評的可能性を再考する。
Table of Contents
- 第1部 アメリカ帝国の明暗法(一九世紀転換期アメリカの万博とオリエンタル・ダンス;ボディビル世紀末—ユージン・サンドウと帝国の「身体」;エドウィン・S・ポーターの世紀転換期アメリカ—初期映画と文化ナショナリズムの黎明;帝国崩壊のヴィジョン—『死霊のえじき』と〈スペイン的なもの〉)
- 第2部 ユートピア/ディストピア世紀末(世紀転換期アメリカにおける支配の欲望—オズ、サンタクロース、ユートピア;イグナティウス・ドネリーと世紀転換期アメリカの終末論的欲望—ディストピア、ポピュリズム、ハルマゲドン)
- 第3部 多層のアメリカ—絵画、写真、文学(アメリカン・アートの誕生—移民サダキチ・ハートマンと愛国的芸術論;西部表象と帝国主義のポリティクス—一九世紀末メディア論に向けて;燃え上がる枠組、消尽する描写—スティーブン・クレインにおける写真的無意識、近接性、死;逃亡の果ての帝国—エドガー・アラン・ポーの中編小説「ハンス・プファアルの無類の冒険」を再読する)
- 第4部 帝国のアーキテクチャ(文化ナショナリズムがかたちを整える時—世紀転換期のアイヴズからハイブラウ表象を追う;セオドア・ローズヴェルトとマーク・トウェインのアメリカの原理をめぐる闘争—一九世紀末アメリカ帝国主義、クロスメディア・バトル、カウンターとしての文学的想像力;英国ショップ・オーナーの「居場所」、あるいは、グローバル・シティズンシップという夢—消費の帝国アメリカの勃興?)
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