文学部という冒険 : 文脈の自由を求めて
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文学部という冒険 : 文脈の自由を求めて
(人文知の復興, 3)
NTT出版, 2022.2
- タイトル読み
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ブンガクブ ト イウ ボウケン : ブンミャク ノ ジユウ オ モトメテ
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注記
参考文献: p216-219
内容説明・目次
内容説明
文学部に対する風当たりは、以前にもまして強くなっている。当の文学部自体が自信喪失して、さまざまに姑息な小手先の「改革」によって、この逆風を乗り切ろうとしているかのようである。本書は、そんな世の流れに真っ向から反抗して、臆面もなく旧き良き人文学の意義を唱えようとするものである。文学部は、より深く反時代的に、その伝統と本分に立ち返ることによってのみ、その使命を果たすことができるからである。
目次
- プロローグ 精神の自由は知識ではない
- 第1章 文脈—テクストと実存をつなぐもの
- 第2章 近代芸術の出発点—日常を異化する装置
- 第3章 物象化した世界—経験の「全体性」の喪失
- 第4章 精神分析学の言語観—文脈の科学
- 第5章 批評—伝統への挑戦と覚醒
- 第6章 作品批評という営み—観客という共同体の創出
- エピローグ ディオゲネス
「BOOKデータベース」 より