腎臓が寿命を決める : 老化加速物質リンを最速で排出する

書誌事項

腎臓が寿命を決める : 老化加速物質リンを最速で排出する

黒尾誠著

(幻冬舎新書, 642, く-13-1)

幻冬舎, 2022.1

タイトル読み

ジンゾウ ガ ジュミョウ オ キメル : ロウカ カソク ブッシツ リン オ サイソク デ ハイシュツ スル

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内容説明・目次

内容説明

1日約180Lもの原尿をつくる腎臓。腎臓は原尿を「血液に戻す分」と「尿として排出する分」とに仕分けし、体内の水分、塩分、血圧などを一定に保つ。近年、血中のリンを多く排出できる腎臓を持つ動物ほど寿命が長いことがわかった。中でもハム、ベーコン、プロセスチーズ、かまぼこなどの加工食品に多く含まれる無機リンは、体内で老化加速物質へと変貌し、慢性腎臓病、動脈硬化、心臓病を引き起こす。リンを排出する力は自覚症状なしに衰え、気づいたときには手遅れに。食事や運動の工夫で腎臓を強く保ち、寿命を延ばす方法を伝授。

目次

  • 第1章 腎臓が寿命を決めていた!—クロトー遺伝子の発見(「出す力」が衰えてくると老化が進む;腎臓は「ネットワーク管理システム」を構築している ほか)
  • 第2章 リンが老化を加速する!—骨以外の部分にできる「CPP」こそが治療標的(リンのいちばん大きな役割は骨を維持すること;動物はなぜリンを骨に蓄えるようになったのか ほか)
  • 第3章 慢性腎臓病はリンが原因の早老症である!—「治せない国民病」を治していくための道筋(腎臓はすべての臓器を管理するパソコンのOSのような存在;「血中リン」だけではなく、「尿中リン」も問題だった! ほか)
  • 第4章 若々しく長生きするために、いまわたしたちにできること—「リンを減らすこと」は最強のアンチエイジング(老けやすさや若々しさに差がつくのはリンのせい!?;リンは知らず知らずのうちに口に入ってきてしまっている ほか)
  • 第5章 見えてきた老化を防ぐメカニズム—「体を動かすこと」「食べること」を末永く維持するために(宇宙環境では骨の中のリンがどんどん“家出”をしてしまう;1日の座位行動時間が長い人は寿命が短い ほか)

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BC1240103X
  • ISBN
    • 9784344986442
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    189p
  • 大きさ
    18cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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