「新しさ」の日本思想史 : 進歩志向の系譜を探る

書誌事項

「新しさ」の日本思想史 : 進歩志向の系譜を探る

西田知己著

(ちくま新書, 1635)

筑摩書房, 2022.2

タイトル別名

新しさの日本思想史 : 進歩志向の系譜を探る

タイトル読み

「アタラシサ」ノ ニホン シソウシ : シンポ シコウ ノ ケイフ オ サグル

大学図書館所蔵 件 / 131

注記

参考史料・参考文献: p278-285

内容説明・目次

内容説明

「新しい」が現在のような「進歩的だ」「新鮮である」という意味になったのは近世になってからであり、古代や中世では単に「現在」を示すものだった。「新しさ」が江戸時代に評価を高め、いかにして幕末維新期に大衆をリードするキャッチフレーズになったのか。「本」に立ち返ろうという復古思想とのせめぎ合いの中、明治以降の高度な外来の文化を受け入れる下地となる学術や思想がどう育ってきたかを、「新」や「本」の字義の変化をたどって検証。この国の進歩への志向の系譜を探る。

目次

  • 第1章 越えられない本家—古代・中世の「新」(最初を尊んだ時代;和歌と能楽 ほか)
  • 第2章 継承発展の道筋—近世前期の「新」(ベストセラーの新編;元禄歌舞伎 ほか)
  • 第3章 文芸と学術の興隆—近世後期の「新」(江戸歌舞伎のリアル;東西の医学思想 ほか)
  • 第4章 変革期を彩る造語—近代の「新」(維新と文明開化;新聞の時代 ほか)

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

ページトップへ