クリティック再建のために

書誌事項

クリティック再建のために

木庭顕著

(講談社選書メチエ, 759)

講談社, 2022.2

タイトル読み

クリティック サイケン ノ タメ ニ

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内容説明・目次

内容説明

「クリティック」とは何か?それは「批評」や「批判」という日本語では表しきれない、ヨーロッパの知的な系譜を示す言葉である。あるテクストを前にし、それを読み、解釈するとき、それは「正しいテクスト」か、と問うこと。自分の読みは「正しい解釈」か、と問うこと。ここにある態度こそ、古代ギリシャ以来、連綿と紡がれてきたヨーロッパの知の営みを統べる原理であり、この日本という場所に何よりも欠如したものにほかならない。今と未来に向けて碩学が提示する渾身のメッセージ。

目次

  • 第1章 クリティックの起源(基礎部分の形成;出現;混線 ほか)
  • 第2章 クリティックの展開(人文主義;ポスト人文主義—クリティックの分裂;近代的クリティックの始動 ほか)
  • 第3章 現代の問題状況からクリティック再建へ(リチュアリスト;社会構造;言語 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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