占領期ラジオ放送と「マイクの開放」 : 支配を生む声、人間を生む肉声

書誌事項

占領期ラジオ放送と「マイクの開放」 : 支配を生む声、人間を生む肉声

太田奈名子著

慶應義塾大学出版会, 2022.2

タイトル別名

占領期日本におけるラジオの批判的談話研究 : 支配を生む「声」、人間を生む「肉声」

占領期ラジオ放送とマイクの開放 : 支配を生む声人間を生む肉声

タイトル読み

センリョウキ ラジオ ホウソウ ト「マイク ノ カイホウ」 : シハイ オ ウム コエ、ニンゲン オ ウム ニクセイ

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注記

博士論文「占領期日本におけるラジオの批判的談話研究 : 支配を生む「声」、人間を生む「肉声」」(東京大学, 2019年提出) に大幅な加筆・修正を加えたもの

参考・引用文献一覧: 巻末p10-23

内容説明・目次

内容説明

玉音放送から街頭録音へ—。「人間宣言」をしたのは誰だったのか?GHQの指導のもと制作されたラジオ番組『真相はこうだ』『真相箱』『質問箱』『街頭録音』を分析し、アメリカの占領政策と「ウォー・ギルト」、そして戦後日本の民主化の内実を問いなおす。

目次

  • 第1部 マイクに拾われた声を聴きなおす(占領期ラジオ放送の批判的談話研究—理論と方法;「マイクの開放」からみるラジオ史—本放送開始から占領開始まで(一九二五〜一九四五年))
  • 第2部 支配を生む“声”(「真実」が進軍を始める“声”—『真相はこうだ』(一九四五年一二月);「我々」の戦争責任を問う“声”—『真相箱』(一九四六年五〜七月);親米民主化を「面白く」する“声”—『質問箱』(一九四六年一二月))
  • 第3部 人間を生む“肉声”(CIEとNHKが集める『街頭録音』の“声”—「民主化ショー」から「生々しい社会番組」へ;大衆を露わにする“肉声”、あるいは民衆を消す“声”—涙する投書と太宰治「家庭の幸福」;「人間」を廻り合わせる“肉声”—「ガード下の娘たち」(一九四七年四月)と田村泰次郎「女狩りの夜」;占領期ラジオ放送と「マイクの開放」—からっぽのラジオの向こう側へ)

「BOOKデータベース」 より

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