中世ヨーロッパの「伝統」 : テクストの生成と運動
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中世ヨーロッパの「伝統」 : テクストの生成と運動
慶應義塾大学言語文化研究所 , 慶應義塾大学出版会 (制作・発売), 2022.3
- タイトル別名
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中世ヨーロッパの伝統 : テクストの生成と運動
- タイトル読み
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チュウセイ ヨーロッパ ノ デントウ : テクスト ノ セイセイ ト ウンドウ
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注記
奥付表示の著者: 赤江雄一, 松田隆美, 徳永聡子, 井口篤, 山内志朗, 岩波敦子, 鎌田由美子
参考文献あり
収録内容
- 書物と信仰
- 西洋中世における説教術書の伝統生成 / 赤江雄一
- Vita mixtaの伝統と中英語宗教文学 / 松田隆美
- Ancrene Wisseの系譜とThe tretyse of loue (1493) / 徳永聡子
- 神と救済
- 中世後期イングランドの俗語神学と救済論 / 井口篤
- 中世後期における義認論の構図と言説 / 山内志朗
- 権力とイメージ
- ハインリヒ獅子公の誕生 / 岩波敦子
- ペルシアの画論における伝統形成 / 鎌田由美子
内容説明・目次
内容説明
テクストという語は「織り上げられたものtextum」という原意をもち、言葉で表現されたものに加え、図像、モチーフ、工芸品なども射程に捉える。それは常に元と同じではありえず、連なりながら新しい「伝統」を紡ぐ。本書では、キリスト教・イスラーム文化圏を対象として、言葉が、モノが、いかに産出され、複製され、受容され、そして伝播していったのかを辿り、伝統のダイナミズムを明らかにしていく。第一線の研究者たちによる論文集。
目次
- 1 書物と信仰(西洋中世における説教術書の伝統生成—説教術書は制度的ジャンルか;vita mixtaの伝統と中英語宗教文学;Ancrene Wisseの系譜とThe Tretyse of Loue(1493))
- 2 神と救済(中世後期イングランドの俗語神学と救済論;中世後期における義認論の構図と言説—facere quod in se estをめぐって)
- 3 権力とイメージ(ハインリヒ獅子公の誕生—新たな統治者像の生成と伝統;ペルシアの画論における伝統形成—中国、ヨーロッパとの比較から)
「BOOKデータベース」 より